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『日本は美しい』海外で絶賛される日本の旅行、観光動画
新型コロナウィルスの影響で海外への渡航は制限がされています。そのため、我々も海外へ出ていくことはかないませんが、一方で外国人観光客が日本へ来ることもできない状況となっています。そこで注目を浴びているのが、日本の旅行プロモーション動画やVLOGといった“疑似的旅行”“観光体験動画”たちです。
今回は海外のWebサイトで注目された日本の旅行、観光動画を紹介します。
『Time Out』絶賛!日本政府発観光動画
Webサイト『Time Out』が絶賛したのが、日本政府観光局(JNTO)のプロモーション動画。
実は、日本語版のJNTO公式ホームページは旅行や観光の統計データがひしめく昔ながらのサイトというイメージですが、海外版は観光旅行をするために日本の魅力を発信するサイトとなっています。
世相を雲を通じて表しながらもその向こうに光を表現。「希望が道を照らす(hope lights the way)」との言葉通り、わずか1分足らずの動画の中で日本が持つ神秘性を感じさせてくれます。
この動画には続きがあり、47都道府県の魅力をつめこんだ「JAPAN 47 PREFECTURES」では新潟県長岡の花火大会、広島県の宮島、兵庫県の姫路城などが取り上げられています。
『Time Out』はこう述べています。「まだ日本旅行向けの荷物を詰めることはできないかもしれませんが、JNTOのおかげで、次回の訪問時に何が待っているのかを知ることができます」
『The Japan Times』も報道!グルメ付きバーチャルツアー?
新型コロナウィルスの影響で苦戦が続く旅行業者の中には、新しい生活様式として「オンライン旅行」を売り出す会社もいます。その中でも『あうたびオンラインツアー』は4月にバーチャル旅行を手掛けてからすでに1,000人以上の参加者を集めている赤丸急上昇の会社です。
人気の秘訣は3つあります。低料金であること、参加者の体力がかからないこと、そして、なんと特産品が家に届くので旅行先に行かなくとも旅先のグルメに触れられることです。
例えば、8月22日(土)開催の『風鈴の音色が響く真夏の宇部に会いに行く!オンラインツアー』は早くに満員御礼となっています。仕組みはこうです。ZOOMで旅先をオンラインで巡りつつ、懇親会でツアーメンバーや地元の生産者とゆるーいトークをしながら乾杯といった流れです。
例えば、Aセット(7000円)では
A:7,000円
・特別純米 貴720mlx1本(永山本家酒造場)
・鱧(生+湯引き)500g(繁光)
・極一ちくわ(宇部蒲鉾)
・カラフルミニトマト150g(まこっこ農園)
・風鈴+短冊付き(琴崎八幡宮)
・宇部ダイヤ・黒3個(パティスリー・ケンジ)
・お土産ラーメン2人前、お土産餃子10個(一久食品)
とお酒を飲みながらラーメン、餃子で締める何とも魅力的なセットになっています。
バーチャルツアーを実施する会社の中には、グルメセットがつかないものの3000円未満のものや少数精鋭で行うツアーも企画されていて、すでに多種多様な方向へと進化し始めています。
「コロナウイルスの流行が収まった後も、オンライン旅行は引き続き需要を呼び込むと予想される」と『The Japan Times』はあうたび側のコメントを載せています。
原爆被害をライブストリーミングで。広島、長崎の挑戦
8月は第二次世界大戦の終戦記念日があり、毎年、広島、長崎に原爆が投下された日と合わせて我々に戦争の悲惨さを思い出させてくれます。しかし、観光ができない今、外国人が広島の原爆ドームや長崎の原爆資料館に訪れることは困難になっています。そこで核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が実施したのがライブストリーミングです。
7月22日に広島、7月24日に長崎で行いました。長崎の原爆資料館が行った英語でのライブストリーミングは、『Instagram』を通して行われ150名以上の参加者を集めました。長崎原爆供述会の会員である山口響さんがガイドを務め、長崎市の攻撃前の状態と世界の核武装国の現状を説明しました。
こちらも『Time Out』などが報道をしています。
まとめ
今回は海外向けに作られた観光、旅行系動画で外国で話題になったものをチョイスしました。おもしろいのがそのプラットフォームがすべて違うところです。『YouTube』『ZOOM』『Instagram』と分かれているのです。それぞれ目的に応じて使い分けると良いかもしれませんね。