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映像センスと企画力が光る「福島」のPR動画

映像センスと企画力が光る「福島」のPR動画

震災を乗り越え、新たな未来に向かって歩み続けている福島県。

現下のコロナ禍においても前向きな姿勢を忘れず、先日公開された観光PR動画では新型コロナウイルス対策をユニークに表現。大きな話題を呼んでいます。

同県では震災の影響もあってこれまでも印象的なPR動画を数多く制作しています。観光客を取り戻す、イメージ回復では一日の長があります。今回は特におすすめな過去の作品もあわせてご紹介します。

ニューノーマルな旅をユニークに描いた『THE NEW NORMAL FUKUSHIMA~福島 己を知る~』

変わり続ける旅のニューノーマルが見事に表現された、いまいちばん参考にしたい作品がこちらの一本。

今後しばらくの間は、観光地の魅力と感染予防対策を同時に盛り込むことが自治体のPR動画を作るにあたって欠かせません。

本作の内容は、一人の侍が福士県内の観光地を訪れるオリジナルストーリーになっており、15秒、30秒、2分30秒と複数のパターンが用意されています。

私がこの動画を視聴して素晴らしなと感じたのは、一瞬で心を掴む画の強さがあること。甲冑姿の侍がマスクを着用している風貌は、ひとめ見ただけで忘れられないものがありますよね。そんな彼が、景勝地のひとつであるいわき市の波立海岸を背景にたたずむサムネの美しさも印象的。

古風でいて現代を生きる侍が、アルコール消毒やソーシャルディスタンスに注意をはらう「ニューノーマルな旅」の様子をユニークかつ真摯に描いたいま一押しのPR動画です。

復興を美しい映像で表現した2016年サマーシーズンの観光PR動画

福島県で2016年のサマーシーズン向けに制作されたPR動画がこちらです。

サムネになっているのは、ー震災で大きな被害を受けた浜通りで行われる1,000年以上の歴史を持つ夏祭り・相馬野馬追の一コマ。県内の伝統行事や観光地とともに、復興をとげた福島の美しい風景が見事に描かれています。

先ほどのPR動画と続けて視聴すると、共通した世界観を持っているのがよく分かるのではないでしょうか。どちらもスタイリッシュな映像センスが光る素晴らしい観光PR動画に仕上がっています。

ショートショートの傑作PR動画『もっと 知って ふくしま!』

総再生回数260万回以上(2020年9月現在)とバズるにバズったのがこちらのPR動画です。

福島県には59の市町村があるのですが、その魅力をそれぞれ6秒間で順番にすべて紹介していくという非常にユニークな内容になっています。

ファンシーなアニメイラストが愛嬌たっぷりで目をひきますし、なにより俳句のようなリズムをもつ各市町村の紹介文がキャッチーで心地よく、耳に残って離れません。

シティプロモーション動画を制作するにあたって、映像の重要性は言わずもがなですが、それと同じくらいナレーションやコピーライティングといった言葉の部分も大切なのだと本作を見て気づかされました。BGMや効果音といった音声のセレクトも的確で素晴らしいですよね。

ちなみに、各市町村ごとのショ ートショートな6秒PR動画もあわせて公開されています。

まとめ

いかかだったでしょうか。ご紹介した3本とも企画力や映像センスが傑出しており、参考になる点が多いのではないでしょうか。

福島県では、広報課が積極的に映像を活用して、観光PRや地域に向けた最新の情報発信など幅広いコミュニーケーションを行っているので、今後もおもしろい事例を見つけたら継続してご紹介していくつもりです。

次回は、同県が雇用促進の一環として意欲的に取り組んでいる企業PR動画の配信事業についてお届けする予定です。どうぞお楽しみに!

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この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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