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インタビュー動画の事例とイメージ通りに動画を作るためのポイント

インタビュー動画の事例とイメージ通りに動画を作るためのポイント

自社でもクオリティの高いインタビュー動画を作ろうとお考えの方も多いのではないでしょうか。インタビュー動画は準備が全てと言われるほど、撮影前の準備や当日の流れが大切です。

本記事ではインタビュー動画の事例と、映像制作会社であるエレファントストーンが実際に行なっている効果的なインタビュー動画を作るための準備や、撮影・編集のポイントをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

【目次】
インタビュー動画の特徴
目的別のインタビュー動画事例
インタビュー動画の企画を立てる
インタビュー動画の構成を決める
前日までの撮影準備
当日の撮影準備
撮影時に話者に緊張を和らげるちょっとした工夫
編集時のポイント
インタビュー動画の自作が難しい場合は制作会社への依頼を検討しよう
さいごに

インタビュー動画の特徴

インタビュー動画はテキストや静止画などでは伝えきれない仕事への熱意や、利用者の感想をリアルな声で届けられるのが特徴です。視聴者が知りたい情報を当事者の言葉で伝えられるため、商品やサービスの購買意欲を高めたり、採用においても選考への不安を払拭する一助になります。

社員インタビュー:社員の雰囲気をダイレクトに届けて母集団形成に繋げられる

インタビュー動画であれば社員の声や表情といった雰囲気まで伝えられます。「どんな人が働いているのかわからない」といった職場環境への不安を払拭することができるため、母集団形成にも繋げることができるでしょう。

利用者インタビュー:利用者のリアルな声を伝えることで販売促進に繋げられる

利用ユーザーの声は購入時の重要な判断材料となります。利用者の生の声で商品利用のメリットを伝えられるため情報に説得力を持たせることができ、購入の後押しに繋げることができます。

開発者インタビュー:商品のより深い魅力を伝えて信頼や共感を得られる

商品には静止画やパッケージでは伝えきれない、商品にかける開発者の想いがあります。開発者インタビューを通して、開発者の商品へのこだわりや愛情といったより深い商品情報を伝えることで、商品に対する信頼や共感を得ることができます。

目的別のインタビュー動画事例

視聴者に与えたい印象や求める行動変化など、インタビュー動画で叶えたい目的によって話者から引き出すべき話や動画の構成が変わります。本項では、あらゆる企業のインタビュー動画(他社事例)を集め、話している内容や撮影場所、構成や編集のポイントなど、インタビュー動画のポイントを客観的な立場で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

採用活動における社員インタビュー動画事例

採用活動において、インタビュー動画は母集団形成や早期退職、内定辞退といった採用ミスマッチの軽減に繋げられます。働く人や場所などを具体的にイメージできる情報は、求職者の「わからない」という不安を減らし、応募への後押しに繋がります。採用活動のためのインタビュー動画では、仕事中の様子や社員同士の談笑シーンなど、リアルなシーンや社員の姿を入れる構成にするといいでしょう。

▼採用動画についてはこちらの記事もおすすめ
採用動画の特徴と企業での活用事例 | ZOOREL

ソニーグループ株式会社 – 若手社員インタビュー ~やりたいことを実現する ソニーへの情熱~ 

若手社員へのインタビュー動画です。学生と近い年代の社員インタビューを通して、社内の雰囲気や業務のやりがいなどを、ありのままの言葉で伝えています。風通しや社員同士の仲の良さだけでなく、仕事への情熱まで伝わってくる内容です。冒頭でオフィスの内装を映すことで、業務中の姿もわかるような構成にしています。

株式会社バンダイ – BANDAI SPIRITS 新卒採用ムービー

各部署や職種紹介を含んだ社員インタビュー動画です。“玩具”で有名なバンダイですが、玩具作りにかける思いをさまざまな部署の社員インタビューを通して伝えています。普段は見ることができない、新企画ができていく過程を動画内で垣間見せることで、現場へのワクワク感を掻き立てられます。また、撮影場所もインタビュー対象者の仕事場所で撮影することで、入社後のイメージを持ちやすくしています。

株式会社ジャパネットホールディングス – 【新卒採用】ジャパネット社員の一日 人事担当

求職者にとって会社の入口でもある人事に焦点をあてたインタビュー動画です。社員の一日に密着したドキュメンタリーの形にすることで、一日の仕事の流れや会社の雰囲気をより具体的にイメージしやすくなっています。密着だけでは伝えきれない点をインタビュー形式にすることで、その企業で働く思いがしっかり伝わる構成になっています。

株式会社 ワールド – ワールドグループ RECRUTING「社員インタビュー」

代表と製品ができるまでに関わる各部署で勤務する社員のインタビュー動画です。それぞれの部署の想いを繋げることで、会社全体として大切にしていることがより伝わる構成になっています。また、仕事風景を映すことで、部署ごとの雰囲気を掴めるため、自分にはどの部署が合っているのかが判断しやすい内容です。

パナソニック株式会社 – 社員インタビュー動画 家電・空調事業編

「家電・空調事業編」として6つの部署を取り上げた、各部署に所属する社員へのインタビュー動画です。インタビューを通して各部署の仕事内容ややりがい、どんな環境があり、どんな成長ができるのかを伝えています。部署にまつわる場所で撮影し、背景で職場の環境がわかるため、話している内容と仕事風景がリンクしやすい演出になっています。

販売促進や集客のためのインタビュー動画事例

購入検討している方が口コミを参考にするように、インタビュー動画は「商品のメリットや効果を知りたい」という、購入検討段階の方が視聴する場合が多いです。そのため、商品の利用きっかけや普段どんな風に活用しているか、利用した感想などを伝えるのがポイントです。さらに実際の利用シーンを映し出すことで、商品利用のイメージが鮮明になり購入への背中を押す判断材料となるでしょう。

株式会社スタディスト -【導入事例】株式会社カインズ様|Teachme Biz

クラウド型マニュアル作成・共有プラットフォームサービス「TeachmeBiz」の導入インタビューです。複雑そうに感じるシステム導入でも、導入企業のインタビューを通して導入するメリットや操作の簡単さ、管理画面のシンプルさを伝えています。「これなら簡単で便利そうだし、ウチの会社でも使えそう」と、判断材料になる情報を届けています。

株式会社オレンジハウス – 【フリークスハウス】お客様インタビュー「中庭のある暮らしを叶えた家づくり」オレンジハウス

株式会社オレンジハウスで注文住宅を建てたご夫婦へのインタビュー動画です。同社へ依頼した決め手や、依頼検討中の視聴者が一番気になる“依頼してからの制作進行や担当者の対応”についても触れているため、依頼後のイメージが湧き、不安を取り除ける内容になっています。また、実際の団欒シーンも映すことで、同社での家づくりに満足しているというインタビュー内容がより伝わる内容になっています。

トライリングス株式会社 – トライリングス・お客様インタビュー動画【2018】

「機能回復ジム」を謳っているトライリングスに通うお客様の声をまとめた動画です。実際に通っている人のリアルな声だけでなく、トレーニング中の様子も映すことで、トライリングスに通うイメージを持ってもらいやすくしています。また、冒頭の数秒でダイジェストを流して興味を引き、途中で視聴離脱を防ぐための工夫をしています。

カワナミゴルフ株式会社 – お客様インタビュー

カワナミゴルフに通う夫婦へのインタビュー動画です。通い出したきっかけから、実際のレッスンの雰囲気、クラブで実施されるイベントなど幅広くお話ししています。構図はシンプルですが、テロップの色を話者によって変えるなど見やすい工夫がされています。

キヤノン株式会社 – CN10×25 IAS開発者インタビュー

業務用カメラ「CN10×25 IAS」の開発者インタビュー動画です。主な視聴者は撮影のプロになります。そのため、従来のカメラとの違いや映り方、細部へのこだわりにも重点的に触れており、カメラマンの方が満足できる、かつ参考にできる内容になっています。あえてテロップを入れず、洗練されたシンプルな構図で色味を統一することで、ハイクラスな商品という印象を与えられるインタビュー動画です。

 

ここまでいくつか事例をご紹介してきましたが、次にインタビュー動画の作り方を説明します。準備段階で考えるべきことや、クオリティを上げるために撮影・編集でできるひと工夫をプロ目線でお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

インタビュー動画の企画を立てる

インタビュー動画の制作は大きく分けて「企画、構成決め、撮影準備、インタビュー撮影、編集」といった流れで進んでいきます。動画制作で大切なのは目的設定出演者の選定スケジュール調整などの前段階の準備です。本項では、まず企画を立てる際に考えておくべきことをご説明していきます。(構成決め、撮影準備、インタビュー撮影、編集のポイントは次項で順にご説明していきます。)

目的とテーマを設定する

インタビュー動画を視聴するのはどんな人で、その人にどんな行動変化を起こしてほしいのか、動画で叶えたい目的を設定しておきましょう。その目的をもとにインタビューのテーマや質問の内容、出演者、構成を決めていきます。「社員の言葉を届けて自社の考え方に共感をもってもらいたい」「利用者の声を伝えて販売促進を目指す」など、はじめに目的をはっきりさせ、一緒に制作進行する人たちとすり合わせておきましょう。

スケジュールを調整する

スムーズに制作を進めるためには、最初に全体の細かいスケジュールを確認しておくことが大切です。どの工程にどのぐらいの時間を見積もっておくべきなのか、下記のエレファントストーンでインタビュー動画を制作する際にかかる期間目安の表を参考に、スケジュールを組み立ててみてください。なお、撮影当日のスケジュール設定については後述しておりますが、当日のスケジュールは構成や撮影場所が決まった後に作成するので大丈夫です。

▼エレファントストーンでインタビュー動画を制作する際にかかる期間目安

工程 期間
企画・出演者への依頼・構成の検討 約2〜3週間
撮影場所の下見および撮影準備 約2〜3週間
撮影 基本的には1日(出演者の人数や撮影シーンに応じて変動)
編集 1〜2週間
出演者への動画確認の依頼 約1週間
動画の修正期間 約1週間

話者(出演者)を決めて依頼する

目的とターゲットに合わせてインタビュー対象を決めていきましょう。例えば採用活動において、事業の展望や新入社員に期待することを伝えるなら社長に、現場の雰囲気や社員の思いに共感を持ってほしいなら、ターゲットと年代が近い社員にインタビューするといいでしょう。顧客獲得を目指すなら、利用者インタビューや従業員へインタビューするのもおすすめです。

社内の方へのインタビューも敬意を払って依頼することが大切ですが、利用者インタビューをする際は、より一層の注意や気遣いが重要です。インタビュー目的やどんなお話をお伺いしたいのかをより丁寧に伝え、スケジュールや撮影場所なども相手に合わせて柔軟に設定していきましょう。

インタビュー対象者が決まったら、インタビューの目的とテーマ、大体のスケジュールを記載した企画書を作成し、出演依頼をしましょう。詳細な質問内容や撮影当日のスケジュールは追って共有する形で問題ないので、まずは協力してもらえるか確認しましょう。

必要に応じて事前アンケートに回答してもらう

動画の方向性が決まり誰に依頼するかも決まったものの、具体的にどんな話を引き出せそうかイメージが掴めない場合もあると思います。そんな時は事前に、テーマに即したアンケートを用意して答えてもらうのもおすすめです。その回答結果から、話の切り出し方や深掘りして聞くべきところ、当日のインタビューの流れを決めていくといいでしょう。

アンケートはGoogleのアンケートフォームやWordで作成し、そのまま打ち込んでもらえるようにするといいでしょう。また、回答期間は大体1週間ほどをみて依頼するようにすると、スケジュール面での負担を減らすことができますよ。

▼エレファントストーンで使用している事前アンケートをもとに作成した、架空の事前アンケート例です。事前アンケートを作成する際は、冒頭にはインタビューにご協力いただくことへのお礼を添えましょう。必要に応じて5〜20問ほどの質問を用意すると、事前にさまざまな情報を入手することができます。利用者インタビューなのであれば、利用のきっかけや効果、利用してどんな変化があったのかなどを聞いておくといいでしょう。下記の画像をぜひ参考にしてみてください。

インタビュー動画の構成を決める

どんな流れでどんな内容を届けたいか、インタビュー動画の完成イメージを作っておきましょう。そのためまずは「大体何分ぐらいの動画で、この内容を◯分、この内容の時にこのシーンを入れる」など、動画の設計図となるコンテを作ります。その構成を決める際には、参考にしたい他社事例を探しておき、具体的な質問内容や必要なシーンを考えておくのがおすすめです。

質問内容を考える

当日、どんな話を引き出したいかいくつか質問内容を考えておきます。事前アンケートを行った場合、それをもとに質問の切り口を考えておくといいでしょう。インタビューの際には、基本的に話者に自由に話してもらいながら進めるのが一番ですが、当日はどんな話の流れになるのか予測がつきません。そのため、必ず引き出したい内容と、聞けそうであれば聞きたい内容で分けておくのがおすすめです。

カットを決め、インタビュー以外にも使用したい素材を考える

インタビューシーン以外にも実際に働いている姿や職場の雰囲気など、使用したい素材を考えておきましょう。インタビューの合間に挿入する別のシーンの動画を「インサート動画」とも言いますが、インサート動画を入れることで単調な動画にならず、視聴者を飽きさせない工夫ができます。

カットを決める時に、どんなシーンを使いたいのか、参考事例を探してできる限り具体的にイメージしておきましょう。そして、出演者、必要に応じて出演者の周辺の方へ、「こんなシーンを撮影したいです」と協力依頼をしておくようにしましょう。

▼こちらは普段エレファントストーンで作成しているインタビュー動画のコンテを元に作成した、架空の構成案です。このように「何分にどのシーンを入れたいか」「どんな内容やカットを入れるのか」といった、内容が具体的にわかるように参考画像などを入れて構成案を作成しておくのがおすすめです。

前日までの撮影準備

企画や構成が決まったら撮影に向けて準備をしていきます。冒頭でお伝えした通り、インタビュー動画は準備が全てといわれるほど、インタビュー当日までの準備が大切です。機材を揃えていくこと以外にも必要な準備があるので、しっかり確認して撮影に挑みましょう。

当日のスケジュールを決める

スケジュールを組むときは「カメラや照明のセッティング」「座る位置の確認」など、撮影に入る前にある程度の時間が必要になります。インタビュー時間から逆算し、2時間ほど前に現場に入っておくといいでしょう。詳しくは後述しますが、撮影前のアイスブレイクの時間は重要です。アイスブレイクの時間を確保するためにも、インタビュー時間などのスケジュールにも余裕を持たせておきましょう。

また、当日のスケジュール表のことを「香盤表」と呼びますが、1週間前までに香盤表を作成し、出演者や関係者に共有するようにしましょう。

▼こちらは架空の社員インタビュー動画の撮影香盤表です。誰が何時に現場にいるべきなのか、何時に・どこで・どのシーンを撮影するのかなど、誰が見ても全体の流れがわかるように作成するのが重要です。

質問内容を事前に共有し、当日スムーズに話せるよう準備してもらう

話者がインタビュー撮影に慣れていないと、話す際に詰まってしまったり、言いたい内容を正確に話せなかったりします。事前にインタビューする内容を出演者に共有することで、話す人はどんな回答を答えれば良いか整理しておくことができ、ぶっつけ本番に比べて緊張も和らげ、当日もスムーズに話を進めていけるでしょう。

機材を揃える

クオリティの高いインタビュー動画を作るために必要な機材は、カメラ、三脚、照明、録音機器です。「照明や録音機器って必ず必要?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、この2つの機材がクオリティを左右するポイントにもなります。ワンランク上のインタビュー動画を目指すためにも用意しておくことをおすすめします。

カメラ

カメラは一眼レフ、可能であれば別にビデオカメラを用意しておくといいでしょう。一眼レフの特徴は、焦点を当てて背景をぼかすことができる点です。顔を切り取るアップの映像を撮る際に、背景をぼかして人物に目がいく映像を撮影できます。その上で、ビデオカメラをやや遠目にセットしておけばジェスチャーなどの動きや周囲の環境など、全体を綺麗に撮影できます。

一眼レフを選ぶ際は、液晶モニターが可動式のものを選ぶとどんな角度からでも撮影しやすいです。一点注意したいのが一眼レフの撮影可能時間です。ほとんどの一眼レフは30分間しか連続撮影ができないため、1時間半の撮影であれば替えのバッテリーを3つほど用意しておくのがおすすめです。30分に一度休憩を挟んでバッテリーを交換するなど注意しておきましょう。

また、ビデオカメラを選ぶ際は4K撮影できるモデルやズーム倍率などで選ぶのがおすすめです。また、連続撮影時間は機種によって2〜4時間と差があります。迷ったら長時間撮影できるものを選んでおけば、バッテリー切れの心配がなくなりますよ。

スマートフォンでの撮影でも綺麗に撮れる場合もありますが、「ピントがずれていた」という場合も考えられます。よりクオリティを高めたいのであれば、メインカメラを一眼レフにしておくといいでしょう。手元に用意するのが難しい場合は、レンタルするのもおすすめです。

三脚

画像引用元:https://www.fujiya-camera.co.jp/shop/g/gC4560376577071/

手ブレしていると視聴者の気が散ってしまい、本題の話に集中してもらえなくなってしまいます。そうならないためにも、インタビュー撮影では必ず三脚を用意し、動画がぶれないようにしましょう。カメラの重さに耐えられ、多少の振動では揺れないような三脚をカメラの台数分用意しておきましょう。

照明

画像引用元:https://onl.bz/QWBXniR

照明によって動画のクオリティは大きく変わります。最低でも1台、可能であれば2台用意しておきましょう。1台のみの場合、照明は話し手の顔の写りが良くなるよう、話者の正面に置きます。なお、2台の場合はもう1台を話し手の後ろ側から照射します。そうすることで、背景と話し手の距離感がくっきりと現れ、立体感のあるワンランク上の動画に仕上げることができるでしょう。

照明を選ぶ際は、光加減を調整できるものにしておけば環境に応じて照明の調整がしやすくなります。1万円弱のものでも、光の強さを段階で選べるものや、オレンジっぽくしたり寒色っぽくしたりと、色温度調整できるものを選ぶのがおすすめです。

録音機器

画像引用元:https://onl.bz/Gsq1uhL

カメラのマイクでは周囲の環境音などを拾ってしまい、話者の声がクリアに聞こえなくなってしまいます。そのため、話者とインタビュアー両方にピンマイクを準備し、クリアに話し手の声のみ拾えるようにしておきましょう。「単一指向性」と呼ばれる、一方向からの音声のみを拾うピンマイクを用意するといいでしょう。音声が綺麗に聞こえるだけで、話を集中して聞いてもらえる効果的なインタビュー動画にすることができますよ。

 

「機材を揃えるのは大変」「当日の進行に不安がある」という場合は、撮影だけ(あるいは編集だけ)を制作会社に依頼することも可能です。事前に用意した企画や構成などをもとに相談してみましょう。当日だけ稼働する形にするか、撮影場所の検討から依頼するのかなど柔軟に対応してくれるでしょう。

「撮影だけ、編集だけ依頼したい」という場合は、エレファントストーンにもご相談いただけます。柔軟なプランをご用意できますのでお気軽にご連絡ください。

撮影場所を決めて下見をしておく

どの方向から撮影するのか、照明はどこにおくべきかなど、当日の動きをスムーズにするために事前に下見をしておきましょう。下見の際に話者に見立てた誰かをテスト撮影しておき、照明のあたり具合などを確認しておくといいでしょう。また、野外で撮影を行う場合は当日の天候も考慮し、屋内撮影に切り替えられるようにしておくと安心です。その場合の撮影場所の確保や下見もしておきましょう。

当日まで話し手についてリサーチしておく

話し手となる人がどんな人なのか、可能な限りリサーチしておくのはインタビューをする上では鉄則です。社内インタビューであれば、その人が普段どのような仕事を行っているのか情報収集し、社外の人へのインタビューであれば、その人の属する会社がどのような事業を行っていて、日々の業務としては何を行っているのか、会社ホームページなどであらかじめリサーチしておくと良いでしょう。相手のSNSを知っているのであれば、そういったソーシャルメディアからその人の趣味や嗜好をリサーチしておくといいでしょう。

おまけ:必要に応じてパーテーションを用意しよう

マスクなどをしている場合、カメラを回し始める直前には外してもらいましょう。当日機材をセッティングする際に、カメラに映らない場所にパーテーションをセットしておきます。もしパーテーションを用意するのが難しい場合は、一定の距離を取って撮影するようにするといいでしょう。

当日の撮影準備

撮影当日にもインタビュー動画の質をあげるためのちょっとしたコツがあります。話しやすい環境づくりや座る位置など、誰でも簡単にできることなのでぜひ意識してみてください。

インタビューする環境を整える

話者が緊張せず話しやすい雰囲気を作るためには環境づくりがとても大切です。例えば、空調にも気を遣い、居心地のいい温度設定にしておきましょう。カメラを回し始めるアイスブレイクまでBGMをかけておくのも緊張を和らげる一つの手です。用意できる場所や用意できるものには限りがあるかもしれませんが、できる限り心地よい環境作りを目指しましょう。

話し手と背景の距離は広めにとる

インタビュー動画のクオリティをあげるポイントとして、話し手のすぐ後ろが壁ではなく、“背景が抜けている状態”にするのが理想です。話者と背景との距離が開くほどピントの調整がしやすくボケ感を強く出せるため、より話者にフォーカスを当てた動画にすることができます。座ってもらう位置は撮影開始前にしっかりと確認しておき、ピントの調整、あわせて光の入り具合などを確認しておきましょう。

▼話してと壁との間を開けている状態のイメージ

撮影時に話者に緊張を和らげるちょっとした工夫

より良いインタビュー動画にするために、撮影現場でできることをご紹介していきます。ちょっとした工夫で話者の話をより引き出せるようになると思いますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

アイスブレイクを入れる

出演者が話しやすいような話題をもとにアイスブレイクをとりましょう。普段と違う環境になると、緊張してしまい自然に話すことができなくなってしまう方も多いです。そのため、アイスブレイクでは話者が話しやすいネタから始めるのがおすすめです。例えばその人の出身地や趣味、付随して何気ない会話をしていき、徐々に本題に入っていくといいでしょう。

インタビュアーはリアクションを大きめにとる

動画に映るのは話者だけであっても、聞き手役はしっかりと話し手に対して頷くなどリアクションをとるようにしましょう。相手のリアクションがないと「この話でいいのかな?」と不安になり話しづらくなってしまいます。より自然なインタビュー動画になるよう聞き手役はカメラの横、あるいは斜め後ろぐらいに座っておき、目線がカメラに向かないようなポジションで、しっかりと話を聞いていきましょう。

適宜撮影データをその場で見せる

インタビューされることや、撮影に慣れている方は多くはありません。そのため、適宜撮影データを見せながら「いい感じに撮れてます」「面白いお話ですね」など声をかけてあげましょう。そうすることで話者の緊張を和らげてより話しやすい環境にでき、さらに深い話を聞き出しやすくなるでしょう。

おまけ:撮影が終わったらお礼と完成予定日を伝える

まず、協力いただいたことへのお礼を伝えます。この時に、協力してよかったなと、気持ちよく終われるよう話の感想を一緒に伝えてあげるといいでしょう。また、出演者に完成した動画をいつまでに共有するか、同時に内容の確認をお願いすることを伝えておきます。そうすることで出演者もスケジュールの管理がしやすく、戻しのタイミングもスムーズになります。そして何より完成を楽しみに待っていてくれることでしょう。

編集時のポイント

撮影が終わったら編集作業に入っていきますが、編集の際に工夫する点をご紹介していきます。基本的な編集作業ができる方であれば難しいことはないと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

テロップは基本的に入れる

人間が得る情報の80パーセントは視覚情報だといわれています。聴覚情報だけでなく、テロップを入れて視覚からも情報を伝えることで、よりわかりやすく視聴者に届けることができます。話している言葉をそのまま文字にするのではなく、話をベースに伝わりやすいよう文章は調整してテロップを入れましょう。また、テロップには複雑なアニメーションをつけず、読みやすい文字量、フォント、大きさを意識しましょう。

インサート動画を適切なタイミングで入れる

インサート動画を挿入することで、単調ではなく飽きさせないインタビュー動画にすることができます。挿入する際は、話の内容に合わせて談笑しているシーンや真剣に業務に取り組んでいるシーン、実際の商品利用シーンなど、話の内容がイメージしやすくなるような動画を挿入するといいでしょう。

イメージに合わせたトーン・マナーに調整する

訴求したいイメージや雰囲気に合わせて、動画の色味を調整しましょう。レタッチとも言いますが、暖色系の色味にするとどこかホッとする安心感を与えられたり、やや暗めな色味にすることで重厚感を出せたりもします。インタビュー動画の内容によって色味を調整することで統一感が生まれ、その企業や商品イメージの訴求にも繋げることができるでしょう。

▼左:暖色系の編集/右:寒色系の編集

おまけ:編集ソフトについて

本格的な編集がしたいのであれば、プロがよく現場で使っているFinal Cut ProもしくはAdobe Premiere Proがおすすめです。テロップデザインなども自由に作れたり、色味のトーン調整も可能なため、自分が作りたい雰囲気の動画に近づけることができるでしょう。

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インタビュー動画の自作が難しい場合は制作会社への依頼を検討しよう

これまでイメージに合ったインタビュー動画の作り方を説明してきましたが、自作するのが難しい場合には制作会社へ依頼することがおすすめです。最後に外部会社に依頼する際のポイントや費用について簡単にお伝えしていきます。

制作会社へ依頼する場合の進め方

動画はイメージのすり合わせが難しいですが、制作会社とイメージ・目的のすり合わせをすることが動画制作成功の一番の肝になります。そのため、問い合わせる際には完成イメージに近い参考事例を用意しておき、インタビュー動画の目的、動画の雰囲気、一番伝えたいメッセージなどを検討しておきましょう。制作中も制作者と積極的にコミュニケーションをとり、イメージ共有をしながら制作を進めるようにしましょう。

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予算感について

インタビュー動画の制作は20万円〜50万円で制作するケースが多いです。しかし、たくさんのカットを盛り込み、複数部署、複数人へのインタビューをまとめた動画などになると撮影日数がかかり、100万円以上の費用になる場合もあります。少しでも費用を抑えたい場合は、企画内容や撮影場所は自社で用意するなど工夫するといいでしょう。

動画制作会社に依頼する際にかかる費用の詳しい内容については、以下の記事で詳しくご紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

関連記事:動画制作や映像制作の費用相場について | ZOOREL

さいごに

インタビュー動画の事例や準備、当日の流れなどをご紹介してきましたがいかがでしたか?

インタビュー動画では誰かに依頼して話してもらう必要があるため、自分の思い通り進まない、うまく話を引き出せない、ということもあるかもしれません。だからこそ念入りに準備しておき、当日はその人の話や展開に全意識を向けられるようにしておくことが大切です。そして、当日は“誰よりも話者の話を楽しむこと”が、充実した話を聞き出すコツです。

ZOORELを運営するエレファントストーンではインタビュー動画を数多くこなし、話を引き出すコミュニケーションや気配りを得意とするメンバーがいます。そのメンバーが、下記の記事でインタビュー動画制作での配慮やコミュニケーションについて詳しく執筆しているので、こちらもぜひご覧ください。

関連記事:話をしっかり引き出すインタビュアーのコツ | ZOOREL

また、「インタビュー動画を制作したいけれど具体的な制作イメージが湧かない」とお困りの方は、制作会社に相談してみるのも1つの手です。弊社でも、無料でご相談やお見積りをさせていただいていますので、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

宮坂彩愛
エレファントストーン 経営戦略室企画課

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