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イメージ通りにインタビュー動画を作るポイントを解説!

イメージ通りにインタビュー動画を作るポイントを解説!

インタビュー動画を自社内で制作する際、何から始めていいのか迷ってしまうのではないでしょうか。1本の動画を制作する際には、目的・構成・機材・撮影・編集のそれぞれの工程で抑えるべきポイントがあります。しかし、動画制作のノウハウを網羅的に押さえているのは動画制作を仕事にしている人くらいでしょう。

ご存知のように、動画の需要は高まっており、採用活動や販売促進といった目的のもとインタビュー動画を制作している会社も増えております。中には、動画制作を外部に委託することなく、社内リソースのみで作るケースもあるようです。

そこで、この記事では、インタビュー動画を自社内で制作する際、目的・構成・機材・撮影・編集の工程においてのコツや、何を意識すればいいのかプロ目線で解説していきます。動画制作に慣れていない方でも理解できる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.インタビュー動画の目的を設定する

一口にインタビュー動画といっても、制作される目的はさまざま。まずは、インタビュー動画を制作する目的を設定しましょう。目的を設定することで、どのような回答を話し手から引き出すべきなのか、また動画全体の構成もクリアになってくることでしょう。

裏を返せば、目的を明確にしておかないとインタビュー動画の内容が薄いものになってしまい、思っていたような効果が得られなくなってしまいます。すでにある程度決まっているとは思いますが、目的設定は改めて行っておきましょう。

2.目的別の事例をチェックして制作イメージを膨らませよう

続いて、インタビュー動画の事例をご紹介します。先述の通り、一言にインタビュー動画と言っても制作する目的は異なります。どのような目的のもとで制作された動画なのかもご紹介しておりますので、ご自身の用途に近いものを参考にしましょう。

【採用】SONYの新卒向け採用動画

コチラはSONYの新卒採用用の動画です。若手社員へのインタビューを通して、社内の雰囲気や業務のやりがいなどを、ありのままの言葉で伝えています。風通しの良さや、社員同士の仲の良さが伝わってくる反面で、仕事への情熱まで伝わってくる内容です。

冒頭からインタビューで始まるのではなく、初めはオフィスの内装を映しています。そうすることで、業務中のありのままで話している姿が演出できています。なんとなく会社説明会に参加してきた学生も、この動画を見ることで志望度が高まるのではないかと想像できるような動画です。

【販促(BtoB商材)】Teachme Bizの導入インタビュー

クラウド型マニュアル作成・共有プラットフォーム、Teachme Bizの導入インタビューです。システム導入は、一般的には難解なものと思われがちです。しかし、本動画では導入するメリットに加えて操作の簡単さや、管理画面のシンプルさを動画内で訴求することができています。

「これなら簡単で便利そうだし、ウチの会社でも使えるかもな」と、判断材料にするには、十分な内容であるように思えます。

【販促(BtoC商材)】トライリングスのお客様インタビュー

「機能回復ジム」を謳っているトライリングスに通うお客様の声をまとめた動画です。本動画でのメッセージを簡単にまとめると、「体に不調を抱えている方が、その部位の負担を和らげるためのフィットネスができるジム」と言ったところだと思います。しかし、こうしてテキストにしてみると、初見の人には伝わりにくいことでしょう。

しかし、実際に通っている人のリアルな声や、トレーニング中の様子を動画で見ると、トライリングスに通うことのメリットが伝わってくるのではないでしょうか。もし、同じような悩みを抱えている方がコチラの動画を見たら、興味をかなり引かれるはずです。

冒頭の数秒で、ダイジェストを流して興味を引いているのも、離脱を防ぐために大事なちょっとしたポイントです。

3.インタビュー動画の構成を考える

参考にできる事例が見つかったら、いざ構成を考えていきましょう。構成を考える上では「視聴者は自社のサービス(もしくは会社)についてほとんど何も知らない」という前提で組み立てていくことが大事です。

例えば、BtoBシステムを導入したクライアントのお客様インタビューを作成していくのであれば、「そのシステムの使いやすい機能」からスタートするのではなく、そもそも「そのシステムはどんな課題を解決できるのか。」から初めていく、といったようなイメージです。

上記はあくまでBtoBシステムの例ですが、社員インタビューにも同じ視点で考えると良いでしょう。

▼【事例】社員インタビューを中心に、交流イベントをドキュメンタリー映像に

上記は、アネスト岩田株式会社様という会社が主催した、地域住民の方と従業員の家族を招いた交流イベントのドキュメンタリー映像です(弊社エレファントストーンが制作)。

ただイベントの準備や当日の様子を映像にするのではなく、各社員がどのような意図のもとイベントを企画し、参加したのか。インタビューを通して各社員の視点にフォーカスを当てています。

この映像においては、初めからインタビューを始めるのではなくインサートとして1分ほどイベントや会社の情報を伝えています。そのため、初めて見る人でも概要を掴むことができるようになっています。

4.撮影準備でおさえたい5つのポイント

インタビュー撮影を行う上で、最も大事なのは話し手の緊張を和らげてあげることです。そのために、制作側で準備できることはなんなのか。この項では、動画のプロが実際に行っていることを紹介します。

4-1.誰に話してもらうかを事前に決める

まずは、目的に合わせてどの部署のどういう立場の人にインタビューするのか決めましょう。この際、どのような人が視聴者になるのか明確にしておくとスムーズに決まっていくはずです。例えば新卒採用で用いるものであれば、事業の展望や新入社員に期待することといった項では社長に。現場で働いている先輩社員であれば、新入社員が配属される部署ごとに活躍している社員にインタビューする、といったイメージです。

4-2.質問内容を事前に共有し、当日スムーズに話せるよう準備してもらう

その場で質問して回答が返ってくるのが理想ですが、インタビュー撮影に慣れていない限りは詰まってしまったり、言いたい内容を正確に話せかったりすることが考えられます。

そこで、あらかじめ質問内容を事前に共有しておくことをおすすめします。事前にインタビューする内容を共有することで、話す人はどんな回答を答えれば良いか整理しておくことができます。また、ぶっつけ本番に比べて緊張も和らげられることでしょう。

4-3.インタビュー以外にも使用したい素材を考える

インタビューシーンに加えて、実際に働いている姿や職場の雰囲気など、言葉以外で見せたい素材をリストアップしておくと、撮影の進行がスムーズになります。話し手がインタビューを受けている様子のみでは、視聴者が飽きてしまいます。例えば「普段の仕事内容」について話している場面では、パソコンの前で働いている様子を動画内に入れてあげると良いでしょう。

4-4.余裕を持った撮影スケジュールを立てる

撮影が思い通りに進まないことはよくあります。カメラのセッティング、照明の設置など、撮影に入る前にはある程度の時間が必要になります。十分な撮影にするためには、想定よりも余裕を持ったタイムスケジュールを組み立てることをおすすめします。

また、詳しくは後述しますが撮影前のアイスブレイクの時間は重要です。アイスブレイクの時間を確保するためにも、スケジュールには余裕を持たせておきましょう。

4-5.話し手についてリサーチしておく

話し手となる人がどんな人なのか、可能な限りリサーチしておくのはインタビューをする上では鉄則です。限られた時間の中で質の良い回答を集めたいのに、下調べしていれば分かるような情報を聞いていては時間ロスになってしまいます。

さらに、相手のことを知っていれば質問の質も上がり、ひいては回答内容やインタビュー動画そのもののクオリティにも直結してきます。

社内インタビューであれば、その人が普段どのような仕事を行っているのか、社内システムなどを使って調べておく。また、社外の人へのインタビューをする際にもその人の属する会社がどのような事業を行っていて、日々の業務としては何を行っているのか、会社ホームページなどであらかじめリサーチしておくと良いでしょう。

5、撮影時に最低限揃えたい機材は4つ

5-1.カメラ

結論、一眼カメラで撮影するのがおすすめです。分かりやすく画質がキレイで、映像のクオリティに直結します。

例えば、CanonのEOS Kiss Mは10万円以内で購入できるので比較的安く、それでいてスペックも十分。インタビュー動画に限らず、さまざまな場面で使えるので一眼カメラは一台用意しておくと良いでしょう。

そして、クオリティにもこだわってインタビュー動画を制作するのであれば、少なくとも2台のカメラが必須です。インタビュー中の動画が1つのアングルでしか撮られないと、動画全体を通して退屈な印象になってしまいがち。最低でも2つのアングルから撮りたいところです。

また、視聴者にとって編集点が分かりにくくなるのも2台以上で撮ることのメリットです。話の途中で詰まってしまった場合、その点はカットすることになるのですが、その前後でその人が動いていると、カクカクしてしまうので不自然な印象を与えてしまうことでしょう。

インタビュー動画を撮る際には、2台以上カメラを準備しておくことをおすすめします。

5-2.三脚

三脚があると、手振れを抑えることができ、動画のクオリティもグンと上がります。インタビュー動画は定点で撮るのが基本なので、三脚はマストアイテムといっても過言ではありません。

なお、チープなものだと安定せず、ちょっとした衝撃でカメラごと倒れてしまうことも考えられます。そのため、2~3万円クラスの三脚を必要な分だけ用意しておくと良いですね。

5-3.照明

インタビュー動画に限らず、照明によって動画のクオリティは大きく変わってきます。最低でも1台、もしも予算や置きスペースに余裕があれば2台あると良いです。

1台のみの場合はもちろん、照明は話し手の方の顔の写りが良くなるよう、正面に置いてあげます。なお、2台の場合はもう1台を話し手の後ろ側から照射しましょう。そうすることで、背景と話し手の距離感がくっきりと現れ、立体感のある動画に仕上がります。

結論、照明について1台はマスト、動画のクオリティにこだわりたい場合は、2台目の設置を検討しましょう。

5-4.録音機材

ピンマイクも準備しておくべきです。ありがちなミスとして、カメラのマイクで話し手の声も収録しようとして、環境音などを拾いすぎてしまうケースです。こうなると、聞き苦しいインタビュー動画が出来上がってしまうので、注意しましょう。

ピンマイクであれば、クリアに話し手の声のみ拾うことができます。インタビュー動画に限らず、様々な場面で使えますので、一つ準備しておくと良いかもしれません。

6.インタビュー動画のクオリティを左右する撮影時のコツ

より良いインタビュー動画にするために、撮影現場でできることはなんなのでしょうか。この項では、プロがインタビュー動画を撮影する際に意識しているコツを共有します。プロでなくてもできることのみご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

最初はアイスブレイクを行い、緊張をほぐす

アイスブレイクは非常に大事です。経営者など、インタビューに慣れている方ならまだしも、多くの人は緊張してしまい、自然な態度で話すことができなくなってしまいます。

アイスブレイクで話しやすいネタから始めていき、徐々に本題に入っていくのが理想です。例えばその人の出身地を聞き、付随して何気ない会話をしていき、徐々に本題に寄せていくようなイメージです。

さらに言えば、カメラを起動させたことさえも本人には気づかないよう、工夫したいところです。そのくらい細心の注意を払い、話し手の方が緊張しない環境づくりが大切です。もちろん、そこまで準備しても、緊張してしまうケースはありますが。

話し手本人にどう撮られているのか、撮影データをその場で見せる

複数のカメラに囲まれている状態は話しにくいものです。これはケースバイケースですが、どう撮られているのか、見せてあげるのも一つの手です。そうすることで、やや緊張を和らげることも期待できますが、このコツはマストではございません。

話し手と背景の距離は広めにとる

動画の質という観点では、話し手のすぐ後ろが壁、という状態は好ましくありません。背景が抜けている状態が理想です。背景との距離が開くほど、ピントの調整がしやすく、ボケ感が強く出ます。そのため、被写体がよりくっきりと浮かび上がってくる動画が撮れます。※下の画像は、話し手と背景が空いているイメージです。

聞き手役はマスト。話に頷き、自然な会話を引き出す

聞き手役は、しっかりと話し手に対して頷いてあげるようにしましょう。リアクションのない中で話していると、どこかぎこちない印象を与える動画になってしまいます。もちろんこの際、聞き手役は頷くのみで声は出さないように心がけましょう。また、カメラの近くではなく、目線がカメラに向かないような場所に座っておくことがポイントです。

7.インタビュー動画の編集で大事なポイント

編集は、使い慣れたソフトを使うのが一番です。もしも一から学ぶ、かつ本格的な編集がしたいのであれば、Final Cut ProもしくはAdobe Premiere Proがおすすめです。今までに紹介してきたポイントを動画に表現でき、どちらもプロユースのソフトなのでおすすめです。

※初めて挑戦されるのであれば、「初心者でも実践できる動画編集の流れとコツを一から解説!」という記事も併せてご覧ください。

ここでは、編集ソフトは使える前提で、編集のコツについて動画制作のプロ目線で解説をしていきます。

テロップは基本的に入れる

人間は得る全情報の80パーセントが視覚情報だといわれています。内容は耳からだけでなく、テロップを読んで目からも情報を得ることで、内容をより理解することに繋がります。よって、インタビュー内容をより伝えるためには、テロップを入れることをオススメします。

インサートを入れて飽きさせない演出を

先述の通り、話している内容に合わせてインサートを入れてあげましょう。他のシーンの撮影も素材として撮影しておく必要があるので、この点は準備の段階でどんなシーンが必要となるのか明確にしておきましょう。

イメージに合わせた色味に調整する

インタビュー動画の雰囲気に合わせて色味にしてあげましょう。例えば、有名な建築家のインタビュー動画であれば、やや明るさを抑え、重厚感のある色味に設定してあげるのが望ましいです。一方で、新卒採用向けで「働いている先輩インタビュー」なのであれば、明るい雰囲気の色味にしてあげるのが良いです。

こういった具合に、インタビュー動画の内容によって、しっかりと色味をつけてあげましょう。統一感が生まれ、伝えたいメッセージをより納得感あるものにするためにも、色味の調整は怠らないようにしましょう。

インタビュー動画の自作が難しい場合は制作会社への依頼も検討しよう

これまでイメージに合ったインタビュー動画の作り方を説明していましたが、自分で作るのが難しいと判断した場合には制作会社へ依頼することがおすすめです。最後に外部会社に依頼する際のポイントについてお伝えしていきます。

制作会社へ依頼する場合の進め方

制作会社に依頼する際、最大のポイントとなるのはイメージの共有です。無形のもの、かつ完成するまでは完全には共有できないものなので、密なコミュニケーションが不可欠です。これがスムーズに行われれば、想像通り(もしくはそれ以上)の動画が出来上がることでしょう。逆に言えば、この点がうまくいかないと最悪の場合、最初から他の会社で依頼することになってしまうことも考えられます。

そこで、依頼する側としては、あらかじめ、どのような目的なのか(何が達成したいのか)、どんな内容にしたいのか、クリアにしておきましょう。この点が社内でクリアになっていない限り、外部の制作チームとのイメージの共有は難しくなってしまうでしょう。

予算感について

制作会社に依頼する際、気になるのが、「一体いくらになるのか」という点でしょう。結論、会社によってピンキリですし、作りたい動画の内容によるので相場は断言しづらいです。

映像づくりの流れ・費用って?理想の映像を作るためにできることを徹底解説」という記事で、動画制作の費用がどのように決まっていくかを詳しく解説しているので、気になる方はこちらもご覧ください。

記事について端的に言えば「動画を作るにはいろんな人が動くため、それなりに値段がかかってしまいます」といった内容です。発注する側として、一番に気になるのはコストかと思いますが、コストが安いからという理由だけで制作会社を選ぶのは得策ではありません。

「コストが抑えられている企画=人の手が多くはかからない」と考えていただければと思います。そのため、作りたい動画に対してコストが低すぎると、思っていたようなクオリティの動画が出来上がるのは難しいことでしょう。逆に言えば、要望に対して適切な金額をかけることでクオリティが担保でき、求めている以上の作品も期待できます。

例えば、インタビュー動画を作成するにしても、撮影するロケ地を本格的なスタジオにするのか、それとも予算削減のために会社内の会議スペースで撮るのか。この点一つを取っても、見積額は数十万変わってくることもあります。

そのため、相見積もりをする際などに一番安い見積もりを提示しているという理由だけで発注先は選ばないようにしたいですね。

なお、本サイトZOORELを運営している株式会社エレファントストーンでは、最初から値段を提示するのではなく、お客様の要望や、ご予算に合わせて松竹梅のプランを提示するケースが多いです。

エレファントストーンはインタビュー動画の制作も行っております

私たちエレファントストーンは「象る、磨く、輝かせる。」を会社のスローガンとして掲げており、言葉になっていない想いに寄り添い、一緒になって動画制作を楽しむというスタイルを貫いています。予算、内容、動画制作について詳細に決まっていなくても構いません。

ぜひ、お気軽にご相談ください。動画の内容はもちろん、どのように活用して行けるのかも併せてご提案させていただきます。

この記事を書いた人

登陽一朗
エレファントストーン経営戦略室企画課所属

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