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Adobe Stockのストック素材、分かってる〜!
プロの動画クリエイターから見たメリットの数々を解説

Adobe Stockのストック素材、分かってる〜! プロの動画クリエイターから見たメリットの数々を解説

[ PR ] アドビ株式会社

ストック素材を使った動画制作、すごく増えていますよね。

こんにちは、映像制作会社エレファントストーンでディレクターとして働く嶺と申します。

動画の需要が急激に増えてると言われる昨今ですが、私も仕事の中でその影響を直に感じています。とりわけ低予算・短納期の条件のお仕事がWEB広告を始め増えていますね。

一昔前ならそういう厳しい条件ではなかなかクオリティを上げられませんでしたが、今では、ストック素材を使うことで、効率的に質の高いクリエイティブを生み出すことができます。写真、動画、音楽はもちろん、イラストやアニメーションまで、ストック素材を使いこなすことは、動画クリエイターに必須の能力と言ってもいいかもしれません。

でも、ストック素材と言っても調子に乗ってたくさん使ってしまうと、塵も積もれば意外といい金額になってしまったり……。また、そもそもストック素材に対して「あまり良い素材がないんじゃないか」「使ってしまうとクリエイティブが安っぽくなりそう」というイメージを持っている人もいるかもしれませんね。

そんな人にこそ是非知っていただきたい、アドビが提供しているAdobe Stockというストック素材サービスをご存じでしょうか?

Premiere Pro、After Effectsを始め、アドビのアプリは動画クリエイター必須だと思いますが、このAdobe Stockは、私たちプロから見ても、本当に分かってる”! 素材の質が高く掲載点数が多いだけに止まらず、かゆいところに手が届く実にクリエイター目線に立った素晴らしいストック素材サービスなのです。

この記事では、2022年3月からHDビデオ素材を含むサブスクリプションプランも始まったAdobe Stockのメリットや特徴、プロ目線での使い方を解説していきたいと思います。

ストック素材を使用するのはどういう時?

そもそもストック素材は、どういう時に使うと効果的なのでしょうか? 実際はストック素材を使用する動機の多くは、次のようなケースだと思います。

「こんなことを動画で表現したい!でも、予算が……」
「満開の桜の動画を使いたいけど、スケジュール的に春に撮影できない……」
「感染症の対策のため海外撮影のハードルが上がって行くことができない……」

などなど、予算、納期、ノウハウなどのさまざまな都合で、そもそもその素材を用意することができない時は多いと思います。そういった時に、ストック素材は大いに役に立ってくれますよね。

例えば美しい風景動画を作品に組み込みたい時。新しく撮影しようと思うとロケ費用がかかるのはもちろんですが、さらに
「快晴の良い天気の時を狙えるか?」
「気象条件が揃ったタイミングで撮れるか?」
といったことも考慮せねばなりません。

「せっかく撮影したけど、生憎の空模様で綺麗に映らなかった……」ということは、多くの人が経験があると思います。

その点ストック素材では、同じロケ地の素材でもさまざまな季節や気象条件で撮影されたビデオ素材が揃っていて、一番都合の良い素材をチョイスすることができます。

(「富士山」で検索した例)

 

一番多くの人が使っているストック素材は、オーディオ素材かもしれませんね。BGMやSEを自分で作るのは、動画クリエイターにとってはなかなかハードルが高いもの……。ビデオ素材や写真素材を購入したことはなくても、オーディオ素材は購入したことがある人は多いのではいでしょうか。

さらに、イラスト素材を購入して組み込んだり、アニメーションのプリセットを購入してカッコいいタイトルエフェクトを作成したり……ストック素材を活用した動画制作はかなり一般化してきたと言えるでしょう。

Adobe Stockは、そうした動画制作に必要なあらゆるジャンルのストック素材が網羅されており、しかも写真や動画一つとってもクリエイティブのレベルが高い!

「この動画を新しく撮影しようと思ったら一体何百万円かかってしまうんだろう……」と思っちゃうような高品質の素材が揃い、色々なストック素材サイトをハシゴしなくても、Adobe Stockだけで必要な全ての素材が揃ってしまうんです。

ただ、それだけなら他のストック素材サービスでも出来なくもありません。本記事では特に、「これはAdobe Stockならでは」と思うメリットをご紹介しますほんと、Adobe Stockは“分かってる”!

Adobe Stockの“分かってる”ところ①
プレビュー素材が4KでDL可能

ストック素材で使いたい素材を見つけた際、透かしの入ったプレビュー素材(「カンプ素材」という表記の場合もあります)をダウンロードして、編集アプリ上でタイムラインに組み込んでみてから、購入するかどうかを検討すると思います。ただ、多くのストック素材サイトではこのプレビュー素材の解像度が低く、一般的な納品形式であるフルHD(1920×1080px)に足りていません。つまり、画質が荒い素材なのです。

私たちの普段の仕事で、そうやって低解像度のプレビュー素材を組み込んだ状態で試写をした際クライアントから「画質が悪いのでいまいち完成の想像がつかない」とコメントをいただくこともありました。

その点、Adobe Stockでは最低でもフルHD解像度、さらに4Kビデオ素材はプレビュー素材も4Kでダウンロードすることができるんです! それにより納品クオリティに近い状態で試写をすることができ、編集過程でもイメージのズレが無い進行が可能になります。

どれだけ完成状態に近いイメージを試写で表現できるかは、プロの動画制作フローにおいて非常に重視される点となります。これは大きなAdobe Stockのメリットと言えるでしょう。

 

Adobe Stockの“分かってる”ところ②
動画クリエイター目線に立った優秀な検索フィルター機能。

そして個人的に、ここが本当にすごいと思う点です。目当ての素材を検索する際に「フィルター」という機能で狙いを絞り込んでいくのですが、Adobe Stockはこの検索機能がとても優秀なのです。

例えば人物を映した素材を使いたい際に、人種や人数で検索することまでは、ある程度どのストック素材サイトでもできると思いますが、Adobe Stockではさらに「クローズアップ」「ロングショット」のようなショットサイズ、さらに「ハイアングル」「ローアングル」のようなカメラアングルでフィルターをかけることができるんです!(2022年6月現在、ベータ版での提供)

例えば走行する自動車のイメージをストック素材で探そうと思った際、どういう車種か、どういう場所かも重要ですが、それと同じくらい、どういうアングルのショットかも重要です。自動車の外観と車内のどちらを映したいか、運転手を映したいか、走行する道がメインか車がメインかといった細かい狙いまで、このフィルター機能を使えば絞り込んでくれるので、かなり短時間で狙い通りの素材を見つけることができるようになりました。

(検索ワード例:「車」ロングショット × ハイアングル の場合)

 

(検索ワード例:「車」ミディアムショット × アイレベル の場合)

 

(検索ワード例:「車」クローズアップ × ローアングル の場合)

このように、表示されるビデオ素材の傾向が全く変わってくるのがお分かりになると思います!

またその他、「使用頻度の低い順」で探せるのもかゆところに手が届いてます! 検索して上位に出てきた素材を使ったら、同じ素材を他の広告で使われているのを目にしてしまう……というのはストック素材あるあるです。特にオーディオ素材では、ストック素材サービスで販売されているBGMが、異なる広告で使われて被ってしまっているケースがかなり多くなっていて、隠れた問題となっています。

Adobe Stockではそういった実情までフォローして実利に叶った検索機能を入れているのは、ユーザー目線に立っていて素晴らしいです。

また、細かいですが検索ワードを入力する際に、「ブール演算子(AND、OR、NOT)」を使って入力することで、より詳細な条件指定が可能になることができるのも嬉しい点です。

Adobe Stockの“分かってる”ところ③
AI技術を用いた素材の類似検索

Adobe Stockの面白い機能として、アドビのAI技術「Adobe Sensei」使って画像やオーディオを類似検索することができるんです。Googleの「画像で検索」という機能で、画像をアップしたら類似した画像を表示してくれる機能を知っている人は多いと思いますが、それをイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。

試しにやってみましょう。

  • Adobe StockのHPの検索バーの右端にある虫眼鏡のアイコンを押すと、アップロード画面が表示される。

 

  • 検索したい画像をアップロードすると、類似した素材が自動で表示される。

(アップロードしたサンプル画像:エレファントストーンの社員です(笑))

 

(検索結果「全ての条件」)

「カメラが映っている」「暖色系の配色」など、かなり似た条件の画像が出てきましたね! ですが、この機能の真骨頂はここからです。検索される素材は「被写体」「カラー」「構図」の3種類の条件で絞ることができるんです。試しにやってみましょう。

 

(検索結果「被写体」)

「被写体」の条件を絞ると、被写体として認識されたカメラが映っている素材が出てきましたが、配色だったり構図の感じはかなり変化が出てきました。

 

(検索結果「カラー」)

今度は「カラー」で検索。すると暖色系のライティングの画像が出てきましたが、カメラは全く出てこず全然異なる被写体が表示されています。

 

(検索結果「構図」)

最後は「構図」。人物が2人映っていて、左右に均等に配置されている画像が出てきましたね!ただ、ここでもカメラは全く登場していません。あくまで構図が近いカットのみが表示されています。

「欲しい素材を探すためには何と入力すればいいんだろう?」と悩むことがあると思いますが、検索の言語化って意外と難しいんですが、こういったAI技術が用いられた類似検索を使うと、より感覚的な検索も可能になるんです。

特にこの類似検索が役に立つなと感じたのは、オーディオ素材の検索において。選曲する際、前半はいいけど後半の展開が……というようにドンピシャなオーディオ素材を探すのはこれまで難しかったのですが、Adobe Stockの「類似トラックを検索」という機能では、「この曲の○秒〜○秒の部分に類似している曲を検索する」と細かく指定することができます。

さらに、類似曲が提示されるだけではなく、指定した箇所に近いのが曲のどこの部分なのか、オーディオ波形に色がついて表示してくれるのです! これはオーディオ専門のストック素材サイトでもなかなか無いような、Adobe Stockならではの優れた検索機能だと思います!

 

Premiere ProやAfter Effectsといったアドビ製品の連携

ここまで検索のしやすさや素材の質の観点でAdobe Stockについてお話ししてきましたが、実は、絶対にAdobe Stockでしか成し得ないメリットがあるんです。

動画クリエイターの多くは、Premiere ProやAfter Effectsをはじめとしたアドビ製のアプリを利用していると思いますが、そのアドビが提供するAdobe Stockならではこそ、Premiere ProやAfter Effectsのアプリ上からAdobe Stockを直接シームレスに利用することができるのです! Premiere Proでの利用を例にとって説明しましょう。

<ライブラリ機能>

  • 「ウィンドウ」の「ライブラリ」を開き、検索で「Adobe Stock」にチェックをして検索すると、Adobe Stockのブラウザ上での検索と同じようにストック素材をPremiere Pro上で検索することができます。

 

  • 使用したい素材が見つかったら「プレビューをライブラリに保存」をクリックすると、ライブラリウィンドウに素材が保存されます。

 

  • 「プロジェクトに追加」を押すとダウンロードが始まり、ダウンロードが終わるとプロジェクト内に保存され、タイムラインに載せることができるようになります。

これだけで、Premiere Pro上から直接ストック素材を探して、組み込むことができるんです。実に簡単!もちろん、類似検索も使えるので、編集していて似たような別の素材を使いたいと思ったらその素材の類似検索をかければ、似たような素材がリストアップされて表示されます。

これはアドビにしか出来ない、作業スピードアップのための大きなアドバンテージとなるでしょう。

それでも費用が気になる人へ。待望のHDビデオ素材を含むサブスクリプションプランが2022年3月より開始!

さあ、そろそろAdobe Stockを試してみたくなってきましたでしょうか?

ただ、当たり前の話ですが素材を一つ購入する毎に費用がかかってしまうもの。ビデオのHD素材で1点10,318円(2022年6月時点)という金額が厳しいことも往々にしてありますし、また購入毎にお金がかかるため必要最低限の素材しか買えず作品のクオリティに不満が残ることも……。

そうした理由から使用を躊躇する動画クリエイターの皆さんに朗報!ついにAdobe Stockがサブスクリプションプランをスタートしたのです!(2022年3月より開始)


6本のHDビデオ(または素材の組み合わせ自由でオーディオや写真などの通常ライセンス40点)が毎月使用できるプランが、10,428円/月(※年間プランの場合)。HDビデオは1本あたり1,422円となり、通常の購入の場合のおよそ1/7の金額で購入できるんです。

このサブスクリプションの購入対象の素材には制限は無く、通常購入できる素材は全てサブスクリプションの対象となっています。ですので、ほぼビデオ素材1本の金額とサブスクリプションの月額が同じ金額となるため、毎月2本以上何かしら素材を購入する人はサブスクリプションに入ると圧倒的なお買い得となります(未使用クレジットの繰越も可能です)。

さらに25本のHDビデオ(または通常ライセンス750点)が毎月使用できるプランでは、27,478円/月(※年間プランの場合)。HDビデオは1本あたり999円となり、通常の購入の場合のおよそ1/10の金額で購入できるんです。さらにオーディオや写真といった通常ライセンスに関しては1点37円で使用することができます!毎月750点素材をダウンロードする人も少数派だと思いますので、使い放題と言っても過言ではないのでは……。

サブスクリプションの対象は基本的にはHDビデオ素材ですが、4Kビデオ素材や、販売用の動画作品に使用する際に必要になる拡張ライセンスを購入する際も20%OFFで購入することができるようになります。

いきなり年間プランを契約するのに抵抗がある場合は、いつでも解約できる月々プランだと少し割高にはなりますが、上記と同じサブスクリプションを利用することができます。

そして、サブスクリプション安く済むのがもちろん最大のメリットですが、私が個人的に重要だと思うメリットがもう一つあります。それはサブスクリプションを使うことで、躊躇せずに大胆に素材を購入・使用することができるようになるということです。

例えば25本HDビデオを毎月ダウンロードできるプランの場合、25本好きな素材を使えるわけですから、普段ならダウンロードしないような「優先順位は高くない、でもあると面白い」ような大胆な素材も使えるようになるんですね。試行錯誤をしやすくなるとも言えますが、大胆な選択が作品のクリエイティブを一段上に押し上げる……というのは、動画クリエイターの人なら分かっていただけるんじゃないでしょうか。

HD素材を3点無料でダウンロードできる無料トライアルもあります。

いかがでしたか? この記事を読んでAdobe Stockへの興味が少しでも湧いてきたなら嬉しい限りです。ストック素材をどう使いこなすかが動画クリエイター力量と見なされる時代、本当にクリエイター目線に立ったストック素材サービス、“分かってる” Adobe Stockを是非使ってみてください。

↓HD素材を3点無料でダウンロードできる無料トライアル↓
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この記事を書いた人

嶺隼樹
エレファントストーンのディレクター / マネージャー Twitter:@junkimine

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