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渋谷の街にワクワクと誇りを。
“プライディングパートナー”としての取り組み第一弾『FOOTBALL JAM』と映像づくり

渋谷の街にワクワクと誇りを。 “プライディングパートナー”としての取り組み第一弾『FOOTBALL JAM』と映像づくり

昨年9月に、SHIBUYA CITY FCを運営する株式会社PLAYNEWと『プラディングパートナー契約』を締結したエレファントストーン。その取り組み第一弾として、2022年3月12日(土)に渋谷の中心をジャックして開催されたサッカーフェスティバル『FOOTBALL JAM 2021』の映像を制作しました。

今回は、プライディングパートナーである株式会社PLAYNEWから代表取締役CEO 小泉翔さん、取締役/コンテンツディレクター 畑間直英さんをお迎えし、弊社代表取締役CEO 鶴目和孝、ディレクター 奥野尚之も交えて対談を実施。

前半はSCRAMBLE TALKとしてSHIBUYA CITY FCサイト内で公開中です!
「本当に創りたいのは、映像ではなく、誇り。クラブ史上初の“プライディングパートナー”となったエレファントストーンに迫る」

ZOORELでは対談後編、『プライディングパートナー』の意義やFOOTBALL JAM 2021の開催背景、映像づくりについて取り上げます。

 

“渋谷の誇り”を軸にするプライディングパートナーの意義

鶴目 最初にスポンサーメニューのお話をいただいた時に、CITYさんが目指す『SHIBUYA PRIDE』と、エレファントストーンが目指す『プライディングカンパニー』という考え方が重なったんですよね。

SHIBUYA PRIDE = 渋谷に対して誇りを持っている人がたくさんいる状態
プライディングカンパニー = 映像を通して人や企業、街の誇りをつくる

ただ楽しいだけではきっと長続きしないので、お互いにとってWin-Winになれる関係性を考えていきました。その結果、CITYさんと僕ら双方が持つ“誇り”という軸をもとに、“渋谷の誇り”を一緒に目指していくプライディングパートナーとしての関わり合い方ができないか、という逆提案に至りました。

 

小泉 締結後に、“パーパスドドリブンな提携”とツイートしたのを覚えています。

スポンサー企業様とは、どういう取り組みが一緒にできるか毎回話し合って決めているので、同じスポンサー枠でも実は一社一社カスタマイズされたオリジナルメニューになっています。

その中でも、プライディングパートナーの締結は特殊な事例なんですよね。お互いにとって価値ある経済活動というだけにとどまらず、両社の目指す世界が重なっていることに意義があります。

“渋谷の誇り”を生み出すという共通の目標があるので、この目標に対してどう歩んでいくか、達成していくかを一緒に考えて、取り組んでいける。エレファントストーンの皆さんと一緒に話し合いをしながら、目標へ向けた取り組みの幅をさらに広げていきたいと思っています!

 

鶴目 そのように捉えてくださっているのはとても嬉しいです。“誇り”という双方の軸があるので、そこから逸脱しなければどんな取り組みでもできると思っています。

 

FOOTBALL JAM 2021の開催背景

小泉 僕らは​​100年先の渋谷も、ワクワクした街であり続けられるように、フットボールという手段を使って渋谷の街づくりに貢献する『渋谷百年構想プロジェクト』を実施しています。

従来のように試合がある日だけ盛り上がるのではなくて、渋谷という街全体をスタジアムに見立てて、365日、渋谷のいたるところでフットボールを通じたコンテンツが楽しめる。そんなワクワクする渋谷の未来を目指しています。そして、このプロジェクトの一環として企画したのがFOOTBALL JAMでした。

 

畑間 主に、僕とプロボノというボランティアスタッフの2名で企画をしていきました。実は小学校時代の同級生なんですけど。

もともと渋谷ストリームと渋谷キャストといった、渋谷駅前のランドマークとなる2会場が使わせていただけるお話をいただいていて、当初は各会場で単発の1日のイベントを実施する想定で話を進めていました。

でも、2会場を抱き合わせで同時開催できるんじゃないかと思ったんですよね。去年の春頃には「フェスのようなかたちでやりましょう!」と方針を変えて、始動しました。

 

小泉 CITYはサッカーファンだけではなく、まだサッカーに触れてない人も、分け隔てなく遊べることを大切にしています。なので、サッカー“フェス”というワードを聞いて、サッカーファン以外にもアプローチができる可能性を感じて「めっちゃいいじゃん!」って返答しました。

 

畑間 最終的には6会場にまで拡大してストリートサッカーやビーチサッカーなど様々なコンテンツをみんなで楽しめる、まさに“サッカーフェス”といえるようなイベントを実現することができましたね。

 

小泉 当日、各コンテンツを楽しんでいる人たちの様子やたまたま渋谷に遊びにきている人たちが足を運んでくださる様子を眺めていて、すごいな、良いイベントだなと率直に思いました。

特別協力をいただいていた東急株式会社様とイベント後に振り返りをした際に、「テナントさんが、久しぶりにお客様が入ったと喜んでくれていた」とお伝えいただきました。ずっとイベントを開催できない状況が続いていたんですが、このイベントを機に再開されたんですよ。そのお言葉を聞いて、渋谷の街や企業様に少しでも貢献できたことを実感できて嬉しかったですね。

 

渋谷の街のワクワクを表現したオフィシャルムービーの制作

▼FOOTBALL JAM2021のオフィシャルムービーはこちら

 

畑間 初開催のイベントなので、写真や映像などイメージできる素材がない分、PRする難しさを感じていました。だからこそ、来年につながるオフィシャルムービーをつくりたいと思っていましたね。

FOOTBALL JAMのコンセプトを表現できる映像にしたいということ。そして、CITYの活動や考えを知ってもらうためにビジネスシーンでも活用したいということ。この2点は、エレファントストーンさんとの最初の打ち合わせで伝えました。

 

奥野 “来年につなげる”というのが一番大きなポイントだったので、今回の映像ではフェスの会場の雰囲気と来場者の楽しそうな表情を残せるようにしようと考えていました。

トーンや雰囲気のイメージをすり合わせをするために、畑間さんにはいくつもリファレンスを確認してもらって、その度に「めっちゃいいですね!」と褒めてもらいました。褒めて伸ばされ(笑)、やり取りを重ねているうちにアイデアが広がっていった感じですね。

 

畑間 いつも案の中の一つ目がストライクだったんです! 過去の画がない中で当日の撮影などはどのようにイメージをされていたのかは気になります。

 

奥野 来場者数や会場の雰囲気、参加者の様子は当日になってみないと分からないので、どういった画が撮れるのかは事前に想像しきれない部分もありました。できれば自然に盛り上がっている様子を撮影して、そこに後から演出をのせたいなって考えていましたね。

 

鶴目 コンセプトについての打ち合わせで前日の設営準備の段階から撮影したいとお伝えした際、「準備は当日です」って言われてすごく驚きました。大規模なイベントなので、勝手に前日から準備されるのかと思っていたんですよね。

 

畑間 設営準備もすべて当日でしたね! コンテンツを持っている協会様にご協力いただいていたので、FOOTBALL JAMのコンセプトをお互いにすり合わせをして、当日の運営はお任せしていました。

 

奥野 CITYさんに初めてお話を伺った際に、「サッカーやクラブの存在を通じて、渋谷の企業、コミュニティやカルチャー、訪れる人と人をつなげていきたい」と話してたことが、僕は凄く素敵だなと感じたんですよね。映像を作る上でもそのビジョンを少しテイストに落とし込みたいなと思ってました。

池袋はウエストゲートパークやカラーギャングに象徴されてきた少しストリートを感じる街、新宿は歌舞伎町やサラリーマンの飲屋街=夜の街、というようにその街を象徴するイメージがある一方で、渋谷は大学生の頃からよく行ってたんですけど、109を中心としたギャルブームの熱も冷めて、今はたくさんの若者が漠然といるイメージというか、聞く人によってイメージが異なるカオスな印象があります。

その中にクラブチームが入って、渋谷の代表の一つとして中心になって色んな要素を繋げていく未来を想像したら、今の渋谷よりも魅力的でワクワクする街になるだろうなって思ってます。

だから今回はFOOTBALL JAMがワクワクする街の渋谷を、さらに新しい発想や景色でアップデートして塗り替えて、もっとワクワクが増えていく。そんなテイストをエフェクトで表現したいなぁと考えてました。

 

小泉 映像を納品いただいてからまだ1ヶ月も経っていませんが、もうすでに色々な人にご覧いただいているんですよ。最近、これまで積み重ねてきた実績の点と点がようやくつながってきて、「こういう世界を目指しているから、こういう活動をしている」と、一貫性のあるストーリーで話しができるようになってきました。

そこにあのムービーが加わることによって、自信を持って僕たちの考えや活動を説明できるようになりましたし、目指しているビジョンへの説得力も増しています。ありがとうございます!

 

鶴目 僕らとしてもFOOTBALL JAMの映像づくりに携われて本当に光栄でした。今後もプライディングパートナーとして様々な映像づくりをしながら、一緒に渋谷の誇りづくりを目指していきたいです。

 

小泉 渋谷”や“誇り”をキーワードに色々な企画を実施していきたいですね。今後もよろしくお願いいたします!

 

 

小泉さん、畑間さん、この度は対談の機会をいただきありがとうございました!

第二弾のイベント開催へ向けてすでに企画が始動しているとのこと。皆様ぜひ楽しみにしていてください! そして、今回の対談で話に上がったセミナーを実施する運びとなりましたのでご案内します。

<セミナーの開催情報>

エレファントストーンは、プライディングパートナーのSHIBUYA CITY FC様と共同で「“渋谷の誇りについて映像とサッカーから考える” プライディングセミナー」を開催します。

第一部では、SHIBUYA CITY FCの小泉代表取締役CEO、エレファントストーンの鶴目代表取締役CEOの両代表に、SHIBUYA CITY FC所属の田中裕介選手を加え、両者の取り組みや映像やサッカーを通した誇りへの考え方などを余すところなくクロストークの形式でお届けします。第二部では、参加者の皆様との交流会を実施予定です。

皆様奮って、お申し込みください。

■日時 :7月8日(金)19:30〜21:30 ※19:00開場

■会場 :エレファントストーン SAVANNAHスペース
東京都渋谷区猿楽町2-1 アベニューサイド代官山Ⅲ 5F
JR渋谷駅より徒歩8分 / 代官山駅より徒歩8分

■料金 :無料

■定員 :30名(申込多数の場合は抽選)
当選のご連絡は、7月6日(水)までにメールにてお知らせいたします。

■申込 :専用フォームよりお申し込みください
※渋谷区在住または渋谷に本社を構える企業様限定とさせていただきます。

■応募締切:7月4日(月)10:00
※当選のご連絡は、7月6日(水)までにメールにてお知らせいたします。

■内容:
第一部 トークセッション(19:30〜20:30)
① 登壇者による自己紹介および事業説明
② “誇り”をテーマにクロストーク

第二部 交流会(20:30〜21:30)
参加者の皆様との交流会

■登壇者:
小泉翔(SHIBUYA CITY FC 代表取締役CEO)

株式会社PLAYNEWの代表取締役CEO。高校は大宮アルディージャU-18、立教大学在学中にアメリカ留学から世界一周の旅へ。2012年にサイバーエージェントに入社。TABIPPOの創業メンバー。2020年に株式会社PLAYNEWの取締役に就任し、2021年代表取締役CEOに就任。

田中裕介(SHIBUYA CITY FC所属 選手兼スタッフ)

1986年生まれ。田中家の次男として生まれ、4歳からサッカーを始める。桐光学園から18歳で横浜F・マリノスでJリーグデビュー、17年間のプロキャリアを経て、2022年から東京都1部リーグのSHIBUYA CITY FCにて選手兼フロントスタッフとして在籍。趣味はサウナとコーヒー。

鶴目和孝(エレファントストーン 代表取締役CEO)

1979年生まれ。広告制作会社で紙媒体やPOP、ノベルティのディレクション・プロデュース業務に従事したのちに制作会社に転職をするものの映像業界の将来性とタイミングを感じ、3ヶ月で退職し2011年エレファントストーンを創業。サッカーの現地観戦(400試合以上)とレコードを収集が趣味。

下記専用フォームより参加申し込みを受け付けております。

この記事を書いた人

ZOOREL編集部
エレファントストーンが運営する「ZOOREL」の編集部です!映像のトレンドにまつわることなどをピックアップしてご紹介します。

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