SPECIAL
韓国ドラマ好きな新卒プロデューサーがおすすめする、人生観が変わる韓ドラ3選!
エレファントストーン新卒1年目の尾﨑です。
私は学生時代、管理栄養士を目指す学部に在籍し、国家資格も取得しましたが、ひょんなことから映像制作会社に就職しました。今回、私の就活秘話…ではなく、私が愛してやまない韓ドラ(韓国ドラマ)の世界をお話しします!
韓ドラとの出会いは、2020年。新型感染症が蔓延し、自粛時間が増えて自分の時間が増えた時です。大学進学と同時に自粛期間で授業もなく、やることも特になかったので、渋々観てみることに。すると、笑いあり、涙あり、『こんな設定ありなの!?』というファンタジーの世界があり。他にも心にグサっと刺さる社会に問いかける作品もあり、気づけば韓国ドラマの魅力にどっぷりハマってしまいました。
今回は、そんな新卒1年目の私の人生観が変わった!と思う韓ドラ3選を紹介します!
一歩踏み出す勇気をくれる『スタートアップ:夢の扉』
あらすじ
両親の離婚をきっかけに離れ離れになってしまった姉妹。姉は母親の再婚により財閥2世に、一方で主人公ダルミは父親を亡くし、祖母と共にアルバイト生活。
そんなダルミが「ITの力で人々を幸せにする」という夢を叶えるために、起業に奮闘する姿を「サンドボックス」という起業に挑戦する若者を支援する場所を起点として描いた、サクセスストーリー。
自分の選択に自信を持たせてくれる作品
まず注目していただきたいのが、私のロールモデルである主人公ソ・ダルミ。
ダルミは、学歴コンプレックスや姉に対する劣等感を抱きながらも、自分の選択を信じて努力する天真爛漫な女の子です。ただの自信家ではなく、人前では強がりつつも、1人の時は不安感が描かれていたり、明るい性格の裏側に絶え間ない努力や苦労が描かれていたりと、人間味あふれる性格に共感できます。
それだけでなく、自身の境遇を言い訳にしない強い意志が非常にかっこよく、自分も頑張ろうと背中を押してくれる主人公です。
管理栄養士の勉強から、クリエイティブのキャリアを選択
私はこのドラマから、選択を自分の手で正解にするということ、自分を信じることの重要性を学びました。学生時代、管理栄養士になるための勉強をしていましたが、就職活動ではクリエイティブの世界を目指し、映像制作を手掛けるエレファントストーンに就職しました。私自身、『ここまで、栄養の勉強をしたのに活かせないのはもったいないな』と思う部分があったり、周りの友達とは異なる就職活動をしたりと、不安に感じることも多かったです。
このドラマを観て『このまま所属学部を言い訳にしている場合じゃない』と感じ、自分のやりたいことを信じて諦めずに多方面に挑戦した結果、無事に国家試験に合格し、志望していた映像制作会社に就職することができました。(まだスタートラインに立つことができただけですが…)加えて、現在では業務の中で管理栄養士という資格が活きる部分があり、かつ私にしかない武器になっていると感じます。学生時代、やりたいことと、やらなければいけないこと、どちらも諦めずに頑張って良かったです。
ダルミは劇中にこんな言葉を残しています。
「後悔は選択した瞬間ではなく、しばらくしてから訪れる。私は自分の選択に後悔したことがない。全力を尽くしてそう仕向けているから」
私も後悔しない選択、また間違えたと感じてもそれを糧にして失敗と言わせない、そんな強い意志を持ってこれからも生きていきたいです。(ちなみに、ダルミ役の女優さんは韓国で「国民の初恋」と言われるほどの美人さんです)
夢に向かって頑張っている方、現状にモヤモヤしている方、自分の選択に迷いを感じている方にぜひ見てほしいドラマ。きっと、そっと背中を押し、勇気を与えてくれる作品になるはずです。こちらはNetflixで配信中です!
何が真実で、嘘なのか。見極めるのは自分自身『ピノキオ』
あらすじ
幼い頃に、ある事件の報道によって家族を失ってしまったハミョンは、海でおじいさんに助けられ偽名ダルポとして養子となる。そこに、ソウルから息子家族が離婚して引っ越してくるが、孫娘イナは嘘をつくとしゃっくりが出るピノキオ症候群だった。
イナは母親の影響を受け、報道記者を目指すが、嘘をつけないことを母親に利用される始末。一方でダルポは本当の家族の死の真実を暴くために、イナとは違う放送局に就職する。2つの放送局を舞台に新人記者が真実と嘘の間で奮闘する社会派ドラマ。
情報インターネット社会での問題に切り込んだ恋愛ラブコメディ
こちらは2016年に公開された作品なのですが、なんといっても注目ポイントは言葉の重みを感じさせられるストーリーです。中でも印象的なセリフは、“言葉で人を殺せる”というもの。
近年ではAIも実用的になり、フェイクニュースなども当たり前になってきました。このドラマは、報道の世界の問題を提起したものでしたが、SNSが浸透した今では誰もが意識しなければいけない問題だと思います。だからこそ、何が真実で、嘘なのかを見極める力も問われてきていると思います。自分が何を信じるのか、そして何を発するのか、慎重に考え、選択する必要があると改めて考えさせられるドラマです。
この記事を書くためにもう一度ドラマを見返してみたら、完成した映像が企業や商材にどれだけ影響を与えるか、そして何を発信すべきかを常に考えることの大切さを改めて感じました。特に私はコピーライターを目指しているので、企画やコピーを作るときに、お客様が本当に伝えたいことなのか、言葉や表現が適切かを考え、慎重に選択していきたいです。
まだまだ語り足りないのですが、本作は恋愛ラブコメディでありながらも、サスペンス要素があったり、社会への問題提起がされていたり、さまざまな形の家族愛が描かれていたり、人生の色々なフェーズで学ぶことが多い作品です。『恋愛系のドラマはあまり興味ないかも?』と感じている方も、ぜひ一度は観ていただきたいです。こちらはNetflix、U-NEXTなどで配信中です!
生きることの意味とは何か見直せるドラマ『もうすぐ死にます』
あらすじ
主人公であるチェ・イジェは就職活動にも失敗し、恋人との関係も終わり、全財産を失ったことで生きる気力を失い、自殺する。しかし、死後の世界で「死」(死神のようなもの)が現れ、自ら命を絶つことは死を軽く見ているとして、イジェに地獄にいく前に【もうすぐ死ぬ運命の12人の体に魂が乗り移り、12回の死の痛みと苦しみを味わう】という罰が与える。繰り返す生と死の中でイジェは何を得るのか。
死後の世界で学ぶ「今」を大切にする力
この作品の見どころはファンタジーでありながらも、「生」と「死」に関する強いメッセージ性があることです。生きる気力を失い自殺したイジェも、何度も生死を繰り返すうちに、どうにかして生きる方法はないのか、模索していきます。
さらに、自分が死ねば全て終わると考えていたその先には、大切な人の人生までも変えてしまうという現実が待っていました。そういった経験の中で、生きることの意味は何なのかをイジェ自身はもちろん、視聴者も一緒に考えさせられる作品です。加えて、あらゆる人の人生を経験する中で、お金に執着したり、成功に執着したりと、人間の弱い部分も映し出されており、人間の本質をついているドラマだと感じました。
また、私は先のことを考えすぎてしまう性格なのですが、この作品を観て「今」を大切にすることの重要性を感じました。当たり前だからこそ忘れかけていた日々の楽しさや幸せを見逃さないように、自分を大事に思ってくださる方々にきちんと目を向けて、大切に心がけていきたいです。
韓ドラ好きの方向けにはなりますが、出演されているキャストさんもなかなかな強者揃いです。この俳優さんがこんな一瞬で死んでしまっていいのか!?という贅沢な使い方にも必見です。
生死という重い題材でありながらも、かなりのサスペンス要素が組み込まれ、ハラハラドキドキが止まりません!話数も8話と短く、1話1話の展開も早いので、「韓ドラなあ…」と後ろ向きな初心者さんにもぜひ観ていただきたい作品です。こちらはAmazonプライムビデオで配信中です!
まとめ
以上、韓ドラ好き新卒社員の人生観が変わった韓ドラ3選でした!韓ドラ=恋愛と思われる方が多いと思いますが、意外にも恋愛要素以外で影響を受ける部分が多くあります。
また、制作費をかなりかけている作品も多いため、CG技術や海外撮影、爆発シーンなどのクオリティが高く、迫力満点な作品が多いことも特徴です。「新しいドラマや映画に挑戦してみようかな」という方は、この記事をきっかけに是非韓国ドラマに挑戦してみてください!