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コロナ禍で盛り上がる新しいエンタメ「ドライブインシアター」

コロナ禍で盛り上がる新しいエンタメ「ドライブインシアター」

どうもこんにちは! エレファントストーンのディレクター安田です。

最近、映画館行ってますか。そろそろNetflix飽きてませんか。やっぱり映画は映画館で観たいですよね。でもこのご時世、人が集まる映画館はちょっと不安。そんな中、三密を避けるイベントとして注目され、映画の新たな楽しみ方として盛り上がりをみせているのが「ドライブインシアター」です。

ドライブインシアターとは?

ドライブインシアターとは、巨大な駐車場にスクリーンを配置し、車に乗ったまま映画が鑑賞できる映画上映施設です。

お客さんはそれぞれのクルマで映画を観賞するため、スタッフやほかの来場者との接点がかなり限定され、ソーシャルディスタンスの確保がしっかりと取れ、三密を避けることができるのです。

ドライブインシアターの歴史は長く、1933年アメリカで誕生し、1951年代のピーク時には全米で4,000館以上のドライブインシアターが営業するほどメジャーな存在になりました。日本でも1990年代には恋人たちのデートスポットとして人気を博していましたが、シネコンの普及によりブームは下火となり、2010年代には姿を消してしまったのです。

ところが2020年、ソーシャルディスタンスを確保しながら楽しめるエンタメとして再び注目を浴びることとなり、日本や世界各地でイベントが開催されるなど盛り上がりをみせています。その取り組みの一部を紹介します!

ドライブインシアター2020 大磯ロングビーチ

7月17日(金)〜19日(日) の3日間にわたって神奈川県大磯町で開催された『ドライブインシアター2020 大磯ロングビーチ』。このイベントは、シアタープロデュースチーム「Do it Theater(ドゥイット・シアター)」がコロナ渦中でも楽しめるエンターテインメントのひとつとして実施しました。

クラウドファンディングにより資金を集め、チケットもクラウドファンディングサイト上で販売しています。上映作品も『ラ・ラ・ランド』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』『ミッシェル・ガン・エレファント “THEE MOVIE“ -LAST HEAVEN 031011-』と映画・音楽ファンをうならせるラインナップで素敵です!

米・ウォルマートの駐車場が映画館に

クリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』に代表される大作映画の相次ぐ公開延期によって、年内は新作のハリウッド映画は見られないと言われるほど映画産業にダメージを受けているアメリカ。

今だに大多数の映画館が休業状態のままですが、米小売大手のウォルマート(Walmart)は、8月から10月まで160の店舗で駐車場をドライブインシアターに変えると発表しました。ウォルマートは、毎年ニューヨークで開かれるトライベッカ映画祭を主催する映画製作会社トライベッカ・エンタープライズと提携し、アメリカ各地でソーシャルディスタンスを確保した体験を提供すると約束。

10月までに合計で320回上映される予定で、「ヒット映画、フィルムメーカーやセレブの特別出演、顧客の車に直接届けられるフードやドリンク」が盛り込まれるそうです。

フランス全土を巡回する屋外映画上映プロジェクト「Drive-in Festival」

 

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フランスでも映画館は閉鎖せざるを得なくなり、映画の街は完全に活気を失っていました。そんな映画業界の危機を乗り越えるため、文化産業に携わる人々が指揮する屋外映画上映プロジェクト「Drive-in Festival」が始動しています。

非営利団体によるこのプロジェクトは人々にエンターテイメントを届けると同時に、映画業界を可能な限り支援したいと考えており、プロジェクトの収益は全て映画館、出展者、ひどく打撃を受けた配給会社に寄付されるのだそう。

ドライブインシアターが登場する映画

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年)

全米でのドライブインシアターの盛り上がりはこの映画がきっかけともいわれています。ブラピ演じるスタントマンが暮らすトレーラーハウスはドライブインシアターのすぐ脇なんです。

ツイスター(1996年)

スピルバーグ×ヤンデボンの竜巻ディザスタームービー。ドライブインシアターで『シャイニング』を楽しんでるところに竜巻がやってきて滅茶苦茶になるんですが、ジャックニコルソンが斧でドアをぶち破るシーンと竜巻が来るタイミングが絶妙です。

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ライブやフェス、映画祭など体験を売りにするイベントの機会の多くは奪われました。しかし、コロナ禍で三密を避けるイベントとして「ドライブインシアター」は思わぬ注目を集めています。

「おうち時間」の大切さが叫ばれてますが、やっぱり映画はデカいスクリーンで観たいですよね。たくさんの人と一緒に映画という素敵な時間を共有することには特別な意味があると思っています。「ドライブインシアター」を体験して、新しい映画の楽しみ方を見つけてみてください!

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この記事を書いた人

安田瑛己
エレファントストーンのディレクター。1987年生まれ、東京都出身。

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