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商材に興味のないユーザーにまで届ける秘訣とは?「不動産投資の楽待 (らくまち)」チャンネル

商材に興味のないユーザーにまで届ける秘訣とは?「不動産投資の楽待 (らくまち)」チャンネル

企業が運用するYouTubeチャンネルや制作した動画コンテンツをYouTubeへ掲載する需要がますます増加している昨今。

企業YouTubeチャンネル紹介シリーズでは、BtoB・BtoC問わず他にはないユニークな動画づくりを行なっている事例を厳選してお届けします。

本記事では、不動産チャンネルのイメージを大きく覆し、幅広い層から人気を得ている株式会社ファーストロジックが運営する「不動産投資の楽待(らくまち)」チャンネルをご紹介します!

「不動産投資の楽待 (らくまち)」YouTubeチャンネル概要

【チャンネルURL】
https://www.youtube.com/channel/UCPMJKbrxtpARoTd1b49iUvA

【チャンネル創設】
2009年4月

【登録者数】
約38万3,000人(2022年10月現在)

【再生回数】
約1億4100万回(2022年10月現在)

【概要】
株式会社ファーストロジックが運営する「不動産投資の楽待(らくまち)」は、不動産に対する堅いイメージを変えた画期的なYouTubeチャンネルです。

登録者数は38万3,000人。不動産に関するお役立ち情報、ドキュメンタリー番組のような長編動画、ちょっぴりディープな裏情報、突撃系のショート動画、顧客の体験談など、不動産をテーマに社会派の作品からHowTo動画、エンタメ動画まで多彩なコンテンツが揃っており、その総合力の高さには圧巻の一言です。

筆者も初めて視聴したとき「不動産をテーマにしてここまで面白くなれるのか……!」と感銘を受けたチャンネルです。

「不動産投資の楽待 (らくまち)」3つの特徴

・幅広い層に刺さるドキュメンタリー動画
・トレンドをおさえたショート動画
・ピンポイントで刺さる役立ち情報

「不動産系YouTubeチャンネル」と聞くとちょっと実益重視な感じがして、お堅いイメージをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

「不動産投資の楽待」は、そんな先入観を打ち壊す画期的なコンテンツ作りを行いながらも、専門チャンネルならではの強みを活かした情報配信にも定評がある新しいスタイルのプラットフォームです。

とりわけバリエーション豊かな動画コンテンツの充実ぶりは、同系の他のチャンネルには見られない大きな特徴で、視聴ターゲットを限定したコンテンツと誰もが楽しめるマス向けコンテンツのバランスも絶妙。不動産や投資に興味のない人からも支持を集めるチャンネルです。

以下では、上記の3つの特徴について事例を紹介しながらより具体的に解説していきます。

①幅広い層に刺さる不動産ドキュメンタリー

住み手がいなくなってしまった「限界ニュータウン」の現状にフォーカスした1本ですが、テレビの報道番組やドキュメンタリー映画さながらのクオリティの高さは圧巻の一言です。

シリーズ化されている【独自取材】系のコンテンツは、チャンネル内でも高い人気を誇り、2022年9月時点で本動画は250万回再生を突破、京都編は210万回再生と、どの作品もその鋭い切り口から非常に高い視聴回数を記録しています。

人気の理由はずばり取材力の高さ。「マスコミがするべき仕事」「業界の暗部を鮮やかに見せてくれて感動」「地元の業者が教えないことを言ってくれる」とコメント欄には称賛の声が並びます。

筆者が住んでいた地元もバブル時代にニュータウンともてはやされましたが、今ではゴーストタウン化が進んでいます。不動産投資をすることが多いであろう40代以上の世代にとっては、わが身につまされる問題というのも人気の秘訣としてあるかもしれませんね。

ドキュメンタリーという枠を外して見ても、家族構成や間取りを図解でわかりやすく解説したり動画への期待値を高めるオープニング映像を用意したりと、コンテンツ自体の構成力の高さが素晴しく、動画づくりのヒントとなるようなアイデアがそこかしこに隠れています。

②トレンドをおさえたショート動画

「不動産の楽待チャンネル」では、動画へ関心を持ってもらうための仕掛けとしてスマホ視聴に最適化した縦長のショート動画を積極的に活用しています。

先ほどご紹介した「限界ニュータウン」の切り抜き動画です。本作に限らずショート動画を視聴する際にぜひ注目してほしいのは、タイトルの付け方とサムネの選び方であり、その組み合わせがもたらす相乗効果の大きさについてです。

上の動画では、サムネイルの「土地バブル期 負の遺産」というテロップが強烈に目を引きますよね。わずか公開3ヶ月で47万回再生をマークしているのも納得がいきますよね。

突撃系や切り抜きなどトレンドを意識したスタイルの投稿も多く、それらの動画をきっかけに楽待を知った人も少なくないでしょう。

ショート動画は、YouTubeチャンネルに感心を持ってもらうためのファーストステップとして、新しい視聴者の目に留めてもらう機会を増やすことに繋がります。また、比較的制作しやすいジャンルなので、コンテンツ制作の経験の少ない企業が映像プロモーションをスタートさせるための1本目としてもおすすめです。

特に10分以上の動画を制作する際は広告収入の増加が見込める反面、視聴ハードルも上がってしまうため、切り抜き動画をあわせて公開するように心がけると良いでしょう。

③ピンポイントで役立ち情報を発信

ドキュメンタリーやエンタメ系コンテンツの人気が高い楽待チャンネルですが、不動産のプロフェッショナルならではの専門性を活かした情報発信も定期的に行っています。

建物の外壁を深掘りした本動画のように、基礎知識からマニアックな専門知識まで初心者でも自身に必要な情報を楽しく身に付けるコンテンツが揃っています。

ファイナンシャルプランナーの資格を持つ不動産投資のプロをゲストに招いた動画では、愛のある厳しい視点から「初心者が不動産投資で失敗する理由」をわかりやすく解説してくれています。

こうした実践的な役立ち情報をピンポイントで求めているユーザーに向けたコンテンツでは、他では知ることのできない裏情報や本当ならあまり教えたくない業界のマル秘情報をうまく織り交ぜることも重要です。

 

まとめ

今回は「不動産投資の楽街(らくまち)」チャンネルを紹介いたしました。

不動産投資というと堅い印象がある業界ですが、10年以上YouTubeを続け30万人以上の登録者、1億回以上の再生回数を誇るのには理由がありました。

・もはやテレビのドキュメンタリーともいえる不動産業界の取材レポート
・トレンドのショート動画や切り抜き動画で、関心を持ってもらうための工夫
・不動産のプロならではのマニアックでわかりやすい情報配信

といったことがポイントと感じました。不動産投資に興味がある層だけでなく、自分が住む街や家に興味がある人に幅広く刺さるチャンネルになっていますよね。

楽待のコンテンツは、どれも必要な情報が整理されており、視聴者の痒いところまで手が届く内容になっていますよね。ターゲットを明確に設定することの大切さを教えてくれる動画が数多く揃っています。何より不動産という枠を超えて単純に見ていて面白いものばかりなので、本記事で紹介できなかった作品もぜひチェックしてみて下さいね!

ぜひ参考にしてみてください!

この記事を書いた人

ZOOREL編集部/コスモス武田
慶應義塾大学卒。大学時代から文学や映画に傾倒。缶チューハイとモツ煮込みが大好き。映画とマンガと音楽が至福のツマミ。

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