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制作と営業の二刀流。テレビ番組制作/広告営業などのキャリアを経て、入社1年半でトップセールスのひとりになった秘密に迫る【社員インタビュー#20】

制作と営業の二刀流。テレビ番組制作/広告営業などのキャリアを経て、入社1年半でトップセールスのひとりになった秘密に迫る【社員インタビュー#20】

こんにちは、エレファントストーンの大江です!

8月に入り猛暑が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。8月も暑さに負けず体調に気をつけながら、頑張っていきましょう!さて、“社員の想いを象る”シリーズと題して連載企画でお届けしている弊社の社員インタビューも第20弾。今回は、映像プロデューサーの高澤さんにインタビューしました。

社内の中でもクールでプロフェッショナルな高澤さん。今回はそんな高澤さんにスポットを当て、これまでの経験豊富なキャリアを経て、エレファントストーンでどんな強みを発揮しているのかご紹介します。

【映像プロデューサー/高澤 寛人 プロフィール】
大学を卒業後は大手OA機器商社、テレビ番組制作会社のディレクター、CS放送局でテレビ番組のディレクター〜広告代理店のプロデューサーと渡り歩く。より映像に関わりたいと思い、2023年にエレファントストーンに入社。

テレビ番組のディレクター、広告代理店のプロデューサーを経て、映像制作ベンチャーへ。これまで築いたキャリアとは

ーー映像プロデューサーとして活躍されている高澤さんですが、現在はどのような業務をしているのか教えてください!

高澤「お客様が成し遂げたい目的や課題解決に合わせて、映像プロデューサーとして顧客への営業活動、お客様とのやりとり、相談案件の見積もりや事例のご提示、企画のご提案、進行中のプロジェクトのスケジュール・クオリティ管理をメインで担当しています。

プロジェクトによっては、映像制作の経験を活かして、企画構成案を作成してクリエイティブ担当にブラッシュアップしてもらったり、社外パートナーと一緒に制作に携わったりすることもありますね。

業界・ジャンル問わず、メーカーやIT、金融業界、用途だと商品・サービスのPR映像、リクルート映像、YouTube用のコンテンツまで実写、アニメーション問わず幅広く担当していています」

ーーこれまで色々な業界、仕事のキャリアを築かれてきたと伺っています!

高澤「大学卒業後は、大手OA機器商社に営業職として入社したのですが、仕事が合わず、そこから元々好きだったテレビの業界に飛び込んで、映像のキャリアをスタートしました。

テレビ番組の制作会社ではADからディレクターまで経験した後に、CS放送局の番組編成や番組プロデューサーを担当し、そこから『テレビだけではなく映像全般に携わり幅を広げていきたい』という思いから業界を変えて、広告制作会社のプロデューサーを経験してきましたね。

前職の広告代理店では、映像以外にもWebサイトや、新聞、ラジオ、紙媒体など取り扱っている媒体が幅広く、あまり映像に携わる機会が少なかったんですよね。より、これまでの映像制作の経験を活かしたいという思いから映像制作会社であるエレファントストーンへ入社しました」

テレビ番組AD時代にニューヨークで撮影(当時24歳)

 

ーー色々なキャリアを積まれてきたんですね!未経験で入社されたテレビ番組の制作会社では、どんなお仕事に携わっていたのですか?

高澤「最初は朝の生放送の情報番組のADとして、7人のディレクターのサポートを全般的にしていました。

例えば、映像制作に必要な情報の収集、資料作成、取材交渉、技術スタッフの手配、使用する映像の許可申請、お弁当手配まで何でもやっていましたね。1人で7人の先輩の要求を受けていたのでタスク漏れが発生しないように全てメモをとるようにしていました。

また、徹夜での勤務が週2回以上あって、基本的に“教えてもらう”ではなく、“見て覚える”スタイルで苦労することが多かったのですが、ディレクターへ昇進するために自分で先輩の仕事を見て吸収したり、企画案を提案したりしていましたね(時代を感じますね…笑)

その後ディレクターに昇進し、ニュースの取材や編集、生放送のスタジオを進行するフロアディレクターなどガッツリ制作していました。ADの下積み経験があることで、現在エレファントストーンではほぼ最年長ですが、体力はかなりある方ですね。(さすがに徹夜はできないですが…)

ーーハードワークの中でも、ご自身の好きなことをモチベーションにお仕事されていたんですね!その後、業界の異なる広告代理店のプロデューサーに転職されてどんなお仕事に携わっていたのですか?

高澤「広告の営業職として入社したのですが、前職が制作もやっていたこともあり営業と制作進行を兼任していました。

ただ、それまでは対お客様ではなく、社内の制作メンバー中心のお仕事だったので、最初は言葉遣いからメールの文面、お客様との関わり方を0から習得しなければならず、これも先輩の仕事を見ながら吸収していましたね。

仕事内容は、営業だけではなく、主に通販番組や地方自治体・海外政府観光局、クルーズ船などのプロモーション番組の制作を行いました。中には海外撮影もあったので、現地のコーディネーターとのやりとりも含め、進行はほぼ一人で担当していました」

当時の番組制作事例▼

ーー今の仕事にも活きている部分はたくさんありそうです!

高澤「まず何事も事前にどう動けば効率よく、漏れなく進められるか考える癖がつきました。今でも始業前(1時間前には出社)にその日のTODOを洗い出して整理するようにして、始業開始に臨むようにしています。そうすることで、無駄な工数をかけずに日々動けるようにしています。

また、広告営業の際に必要な提案書は数えきれないほど作成してきたので、業界の知識やお客様からのご要望に沿って、どのような構成が最適かすぐにイメージできるようになりましたね」

 

制作と営業の二刀流の強みを活かして、映像制作ベンチャーへ。

ーーそれらの経験を経て、なぜ映像制作のベンチャーであるエレファントストーンに入社されたのでしょうか!

高澤業界・ジャンル問わず幅広く制作しているというのと、お客様と密に関わりながら制作をしているというのが大きな理由です。

これまでは一つの映像に対して深く関わり、複数同時に進行していくことが少なかったんですよね。エレファントストーンは、どちらかというとプロジェクトの数が多くていろんなジャンルに関われるっていうのがあって、自分次第で携わるプロジェクトの幅を広げていけると考えました。

また、他の会社で制作プロデューサーをやっていた時は制作だけで動いていて、お客様と直に打ち合わせをする機会がほとんどありませんでした。なので、最初から最後まで同じチームでお客様と密にコミュニケーションを図りながら制作する体制にも魅力を感じましたね」

ーーそういった経緯でエレファントストーンに入社されたんですね!高澤さんは営業をしながら制作もされていると伺ったのですが、ご自身ではどんな強みがあると思いますか?

高澤強みは、お客様の窓口や制作進行をしながら、プロジェクトによっては柔軟に映像構成や企画書をスピーディに制作できることです。

通常、窓口担当がお客様からヒアリングした内容を元にディレクション担当が企画書や構成を作成するのですが、今は会社のチーム体制が柔軟になったこともあり、先に自分が企画書の骨子を作ってブラッシュアップしてもらうこともあります。

また、制作の知識や経験があることでお客様との打ち合わせや提案時に、お客様のイメージしている映像に対して制作視点から納得感のある意見を言えることも強みだと思いますね。社内でも営業に特化したプロフェッショナルな人が多い中で、自分は他のメンバーと違った営業スタイルかなと思います」

ーー実際にその強みが活きた瞬間はありましたか?

高澤「海外にあるホテルの施設を紹介するプロジェクトで自分の制作経験を活かすことができましたね。

最初、施設紹介の映像をつくりたいという依頼と、紹介してほしい施設の箇所が英語で書かれた内容の問い合わせがきました。そこからまずは、ホテルの様子や雰囲気、どんな施設なのかを知るために、YouTubeでアップされている、実際に宿泊客が撮影した動画を洗いざらい視聴してご要望の内容の部分がどこにあるのかを情報収集していきました。

通常、事前情報が少ない場合はお客様からヒアリングをした上で構成を考えることが多いのですが、今回は企画提案の期日が限られていたこともありスピード感を持って動く必要がありました。そこで、ディレクション担当に依頼する前にYouTubeで得た情報をもとにホテルの施設を理解して構成を考えましたね。

また、複雑な施設の紹介部分を動画でどうわかりやすく伝えることができるかもディレクション担当と相談しながらお客様に提案をし、対応するスピード感と構成内容が刺さり、そのまま受注へ繋げることができました」

ーー事前のリサーチから構成までご自身でやる意図はあったりされるのでしょうか?

高澤「特に締切期日が迫っているプロジェクトの場合、他のメンバーに全てお任せするよりも、ある程度自分で担当した方が効率が良い時もあります。

元々広告営業時代から企画書を年100本程度作成していたこともあり、ある程度、流れやお客様からのご要望に合わせて、なるべく刺さるような企画を思いつくようになりました。

あとは、『お客様やご要望に合わせてこういう風に進めた方が良い』という感覚がADやディレクターを経て培われたため、プロデューサーとしての営業視点も踏まえてトラブルなく進めるために行っていたりしますね」

ーー​​高澤さんが活躍できる領域が広いんですね!制作の知識も活かしながら営業担当としての役割を果たしていく上で、大切にしていることはありますか?

高澤「制作として“効率的かつクオリティ高くお客様に求められているクリエイティブをどう発揮するか”、営業として“どう提案するべきか”の両軸で常に動くことを大切にしています。

例えば、期日から逆算して早めに動けるところは自分が積極的に進めます。自分が企画書を作成する際もスピード重視で予算に合わせた内容をまずは企画提案し、お客様の反応を見ながらブラッシュアップしています。そうすることで、お客様の時間も割かずに進めることができ、結果ご依頼いただくことが多いです。

制作視点営業視点があることは、お客様に納得して任せていただける理由になっているのかなと思います」

中途入社から約1年半でトップセールスのひとりにのし上がった理由

ーー入社から約1年半で社内の中でもトップのグループで結果を出していると伺ったのですが、そこに至るまでにどんなことをされてきたのですか?

高澤「入社時、会社からのミッションとして、既存のプロジェクトを担当するのではなく、新規のお客様を開拓・獲得することが掲げられていました。

ミッションを達成するために、反響営業だけでなく、入社後3ヶ月間は繋がりのない企業にメールや電話で営業したり、これまで関わりのあった広告代理店や放送局、名刺交換をした方などを中心に計1,000件ほど自らアプローチをしたりしていましたね。

そこから十数件くらい新規で受注に繋がり、複数社はずっと今でも継続してリピートしていただけています」

ーー入社からすごい行動に移されたのですね!その中でもリピートしていただける理由はどんなところにあるんですか?

 高澤「初回からお客様と社内メンバーから信頼してもらうために大前提、期日は必ず守ってトラブルが起きる前にきちんとリスクヘッジをしていることだと思います。

制作メンバーの進行状況を念入りに確認しながら、ディレクション担当が他の件に手詰まっている時にフォローしたり、少しでもトラブルが起きそうな部分を事前に回避したりするようにしています。期日を守る部分で、お客様に信頼や不安に思わせないことと、窓口を担っている以上は自分がマイナスな面を見せないように『大丈夫ですよ』という安心感を持っていただけるように意識していますね。

それが結果として、お客様から『高澤さんに任せても大丈夫』と思っていただけたり、社内メンバーからも『高澤さんとのプロジェクトは安心して進められる』と信頼してもらえたりすることに繋がっているのかなと思います。」

ーー規律を守りながら社内メンバーをフォローしてリスクヘッジされているのですね!高澤さんが営業担当として常に“これだけは!”と絶対に抑えてしている行動はありますか?

高澤「お客様との初回の打ち合わせは、第一印象が重要なので可能な限りオンラインではなく対面で顔を合わせて実施するように心がけています。

割と今は、効率を考えてもオンラインでの打ち合わせがメインになっていますが、自分の場合は多少非効率でも、初回はなるべく対面で会うことを大切にしていますね。元々対面が当たり前だった時代を長く過ごしてきたというのもあるのですが、お客様の方も年次が同じくらいの方も多いので、オンラインよりもお互いの温度感が伝わりやすかったり、関係性を深められたりします。

あとは、メールや電話の対応でもクイックレスポンスを心がけています。例えば、メールを一往復で終わらせる方もいると思いますが、自分が何か依頼や相談をした時は、先方からの返信で終わらせずに必ず自分から最後にお礼などの返信をして終わらせるようにしています。

こういった小さな行動がお客様からの不安感や不信感を払拭して、信頼獲得へ繋げられていると思いますね」

ーー小さな行動の積み重ねが勉強になります!入社から制作メンバーとの関わりの変化もありましたか?

高澤「新しいチーム体制*になってからは、より制作メンバーとの距離が近くなりました。体制が変わる前は、かなり営業担当と制作担当で関係値が離れた部分がありましたし、同じ営業メンバー内も個人事業主のような感じで動いていて連帯感が薄かったと思います。

 ただ、チーム体制変更後は目標達成に向けて、制作メンバーと一緒になってチーム内のリソース確保や効率化など、チームとしてどう良くなっていくかという観点に自分も入っていくスタンスが強まったのかなと思います」

*2023年10月以降、職種ごとのチームではなく、ポジション混合型として一つのチームの中に様々な役割を持つメンバーでプロジェクトを進めていく体制
詳しくはこちら

まだ会社にはない新たな業界、ジャンルを切り拓く

ーー最後に、これからどんなことに挑戦したいですか?

高澤「テレビ、配信系の番組、通販番組など、会社としてあまり制作していないジャンルを開拓していきたいです。

これまでテレビ番組を制作していた経験を活かしてエレファントストーンが制作できる幅を広げていきたいですね。あとは元々映画やドラマも好きなのでいずれは、オリジナルドラマ、映画にも挑戦したいです。

自分が執筆したZOORELの記事*も、どこかで担当者の目に留まり、問い合わせしてくれるというきっかけになればと淡い期待を持っていますからね(笑)そのために、現状に満足することなく常に新しい取引先や営業先を継続して自分から開拓していきたいですね」

※高澤さんが執筆した記事はこちら。ZOORELの記事の中でもトップクラスに多くの方に見られている記事です
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まとめ

今回のインタビューでは、高澤さんのこれまでの経験豊富なキャリアを経て、エレファントストーンでどんな強みを発揮しているのかお伝えしました。社内メンバーもまだ知らなかった一面を沢山知ることができました!

“社員の想いを象る”シリーズはこちらからご覧ください!

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この記事を書いた人

大江美羽
エレファントストーンの経営戦略室ブランドマネジメント課所属

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